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「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」(第2回)

講座イベント実施報告

「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」(第2回)

令和4年1月30日(日),エソール広島で「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」(第2回)を開催しました。ゲストに栾暁雨(らん しょうう)さん(中国新聞 報道センター記者)を迎え,ファシリテーターの丸山法子さん(一般社団法人リエゾン地域福祉研究所代表理事)進行のもと,「ちょっとどうなん?就活事情」をテーマにお話しいただきました。
ゲストトーク終了後は,参加者(学生9名,社会人1名,企業4名)を交えて,トークを聞いて感じた事や疑問について意見交換を行いました。主な意見は,次のとおりです。



                                                                                                                  
【学生の意見】
・就職活動の服装ルールみたいなものがある事は知っていたが,髪型がショートカットは受けが悪いと言われていると聞いて自分自身,ショートカットが好きなので驚いた。もし,自分自身が就活でそのような状況に置かれた時の事を考えたりもした。見た目で判断されるよりは,自分自身が過ごしやすい環境で将来は働きたいと思った。今回セミナーを受けていなかったら,就活事情を知る事ができなかったので,知る機会はとても大事だと思った。
・バブル時代は,好きなスーツを着ていたという就活事情を知って驚いた。就活は,皆が同じ格好をして,個性を表す場ではないと思っていたので価値観が変わった。
・男性が女性と同様に,革靴を履かないといけない場面で履きづらさを感じた事はあった。プライベートについて「彼女はいるの?」と,面接で聞かれるのは想定外だったので驚いた。
・これからの世の中では,個性が大切だと聞いた事がある。バブル時代は,服装で個性を出していたが,これからの社会もそうなる事があるのだろうかと疑問に感じた。
 
【社会人・企業側からの意見】
・昔(バブル期)は,今のようにスーツに関して制約がなかったので好きな服装をしていた。企業が採用の際に個性を求めているのは間違いではないと思っている。勤務先の採用担当者も,個性は必要だと話していた。個性を服装のみで表すのではなく,自己アピール(志望動機や社会に出てからのビジョン等)で個性を表すのが,これからの時代の新しい表現方法だと思う。服装については,企業の風土について情報収集することが必要だと思う。
・各企業には身だしなみルールがあるので,希望する企業の身だしなみルールを理解しておく事が大切だと思う。企業の風土を知る事は,お互いの理解にもつながると思う。
・採用面接に携わってきた中で,就活生はどうして皆マニュアルどおりの同じ格好なのだろうと感じていた。す
ごく見た目を気にしているように感じると同時に,評価を気にする社会になっているような気がする。就活では,自分らしさを出していいと思う。単に,自己主張をするのではなく,相手に伝わるように自分の考えや,思いを声にあげてもらえると嬉しく感じる。女性が声をあげられる風潮に変わってきているし,1人の声は小さいかもしれないが,声をあげる事で社会は変わってくると思う。服装については,社会人としてのマナーがあるので受け入れる必要はあるが,中身で勝負して欲しいと思う。企業側は,皆さんの中身を評価したいと思っている。
 
【ファシリテーターから】
・まずは、疑問を持つ事から始め,疑問を持った事に対して具体的にどのようなアクションを起こしたいか考えてほしい。今日のセミナーでの様子を,家族や友人に伝えてほしいと思う。
【ゲストから】
・社会に出ると色々な場面で疑問に感じる事が多いと思う。疑問を持ち,考える習慣を持つと良いと思う。
 
ゲストトークの様子をYouTubeで公開中です。ぜひ,こちらをご覧ください。
 
次回のワークショップは,2月19日(土)オンラインにて開催します。皆様のご参加を楽しみにしております。
詳細は,こちらをご確認ください。