(公財)広島県男女共同参画財団「エソール広島」は,男女共同参画社会づくりのための拠点です

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2月

講座イベント実施報告

「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」

令和4年2月19日(土),エソール広島で「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」を開催しました。ゲストに嶋治美帆子さん(広島電鉄㈱ 経営管理本部 総務部長)と藤原輝さん(㈱ワーキンエージェント 取締役)をお迎えし,「女性活躍の現状と課題~わたしらしく働ける社会を考えるリアルトーク~」をテーマにお話しいただきました。
ゲストトーク終了後は,「わたしらしい生き方や働き方を実現するためのアイデアや解決策」について参加者が(学生24名,社会人14名)グループに分かれて意見交換を行いました。主な意見は,次のとおりです。



                                                                                                                  
・楽しいと思える仕事をする為の工夫を実践したり,他者を受入れ,自分の考えと比較する事ができるので,色々な情報をキャッチできるようアンテナを張る事が大切だと思う。
・自分自身がどうありたいかを常に考える事が大切だと思う。
・ロールモデルがあると女性活躍を進めやすいので,男性で家事と仕事を両立しているモデルが必要だと思う。男女が同じ目線で働く事ができれば働き方が広がるのではないかと思う。
・新しい制度の導入については,会社や社員に対するメリットを周知していく事や,会社内での意識を統一する事でスムーズに行えるのではないかと思う。また,仕事を複数で共有し分担していく事で,休暇取得もしやすくなり働きやすい環境作りへ繋がると思う。
・働き方改革の為の,色々な制度があっても運用しきれていないように感じる事がある。企業が女性の営業職を採用する際は,マネジメント力を確立させる等の適応力が必要だと思う。制度を運用していく上で,心理的なサポートや人間関係が重要になってくると思う。
・実現させたいビジョンや言いたい事をざっくばらんに話し合える社風(環境)があれば,不満を溜める事無く課題解決していく事で,より良い制度の運用ができるのではないだろうかと思う。
 
また,ゲストのお二人からも次のようなメッセージを頂きました。
 
【嶋治さんから】
・皆さんが,自分事として真剣に考えていることがすごく伝わってきた。個々が大切にしている事を,互いに理解し合う為にもコミュニケーションは大切に感じる。それぞれが,自分らしく働く為にどうしたら良いかを考え,発信することを続けて欲しいと思う。
 
【藤原さんから】
・将来ありたいビジョンを持ち,Can(できていること)・Will(どうありたいか)・Must(社会から期待されている事・やるべき事)を考え広げていく事がわたしらしく働き,生きることの指針となるのではないだろうかと感じる。
 
ゲストトークの様子をYouTubeで公開中です。ぜひ,こちらをご覧ください。
 
次回のワークショップは,3月14日(月)オンラインにて開催します。皆様のご参加を楽しみにしております。
詳細は,こちらをご確認ください。

 

 

令和3年度 高校生向け出前授業

 この講座は,今後の社会を担う高校生が「男女共同参画」について考えるきっかけにし
ていただくこと,また,多様な人々がそれぞれの個性と能力を生かして自立した生活を送
り,お互いを理解し尊重することの大切さなどについて,学んでもらうことを目的として
実施しています。

 今期は令和3年5月から令和4年2月まで,8校,計9回実施し,延べ1,562名の皆さ
んに受講いただきました。

 
実施日 実施高校名 テーマ 受講者(対象学年)
5/15(土) 県立音戸高等学校 LGBT 56名 (1~3年生)
9/8(水) 県立賀茂高等学校定時制 女性の働き方について 40名 (1~4年生)
11/11(水) 進徳女子高等学校 生理の貧困,
ジェンダー平等
16名 (3年生)
11/17(水) 県立神辺高等学校 LGBT 155名 (3年生)
11/24(水) 県立総合技術高等学校 男女共同参画の視点を通し
て働くことの意味
228名 (3年生)
11/25(木) 県立戸手高等学校 LGBT 650名 (1~3年生)
12/16(木) 比治山女子高等学校 LGBT 195名 (2年生)
1/13(木) 進徳女子高等学校 LGBT 52名 (1~3年生)
2/10(木) ノートルダム清心中・高等学校 LGBT 170名 (2年生)

生徒の皆さんからは,次のご意見をいただきました。

【LGBT】
・お話を聞いて,自分の価値観がまたひとつ広がったなと感じました。自分と同じ人はい
 ないので,相手をしっかり認めて,否定はしないようにしたいと思います。
・自分の体験をもとに話してくださったので,理解しやすかった。
・性について悩んでいた時期もあったので,今日のお話を聞いて,他の人と違っていても
 いいのだと気持ちが楽になりました。
・実際の体験談を聞いて,「自分の嫌な部分も自分の魅力」という言葉が心に残り,素敵
 だと思いました。
・普通とは,男らしさとは,女らしさとは何なのか考えさせられました。何よりも自分ら
 しく生きることが大切だなと思いました。
・トランスジェンダーの方のお話を直接聞く初めての機会でした。実際の体験を聞くこと
 で,セクシャルマイノリティの方の苦悩を知ることができました。

    
    


【女性の働き方について】
・授業を聞いて,やりたいことを真剣に考えてみようと思いました。
・男だから,女だからという考え方を変えることに興味がわきました。
・自分の体験談と共に話していたので説得力があり,わかりやすかったです。
  



【男女共同参画の視点を通して働くことの意味】
・とてもわかりやすい説明で,今の社会の現状と改善点をしっかりと理解できました。
・グループワークを交えて,自分の考えだけでなく相手の考えも知れたので楽しかった。
・「働く」ということについてしっかりと理解でき,とても楽しい授業でした。
  


【生理の貧困,ジェンダー平等】
・政治という自分にとって未知の世界で活動している方のお話を聞けて,私も女性として
 活躍したいと思える原動力となりました。
・地域の活性化についての取組みがすごく良いと思いました。

 

~その後のアクション~
「生理の貧困」を通してジェンダー課題を研究した進徳女子高校の生徒の皆さんは,崇徳
高校の生徒に対し,このテーマをプレゼンテーションしました。崇徳高校の生徒からは,
課題に気づき考えるきっかけになったという感想をいただいたそうです。
   
また,「トイレットペーパーと同じように生理用ナプキンをトイレに置きたい」との思い
から署名運動を行い,学内トイレに生理用ナプキンを配置する試みも実施しているとご報
告をいただきました。

▶進徳女子高校のホームページから
 

 

LGBTスタディーズ ~性の多様性と教育-実践への第一歩-


2月12日(土),「LGBTスタディーズ~性の多様性と教育-実践への第一歩-」を実施しました。
オンラインで93名の方にご参加いただきました。
 
講師に大池 真知子さん(広島大学ダイバーシティ研究センター センター長 教授),城 英介さん(”人間と性”教育研究協議会広島サークル代表幹事・中国ブロック幹事)をお迎えし,性の視点から見た多様性の考え方や現状,教育現場における性的マイノリティの子どもたちへの対応方法などをお話しいただきました。
また,最後に河口 和也さん(広島修道大学 人文学部 教授)を交えた3名で,参加者の方からいただいた様々な質問にお答えいただきました。
 

参加者からは,次のご意見をいただきました。
・子どもたちに性の多様性を指導することの意義と大切さを再認識しました。
・児童生徒の多様性を尊重していくためには,何のために,なぜそうしているのかを教職員で共有し,意識を変えていき,実行していくことが大切だと思いました。子どもたち一人ひとりと向き合い,当たり前にやってきたことを問い直し,誰一人取り残さない学校づくりを行うことが大事だと感じました。
・インクルージョンという概念を初めて知りました。また,学校現場で直面している数々のことを伺って,自分が今後,どのように対応していけばよいかヒントを得ることができました。
・性の多様性だけでなく,人としての多様性を重要視した社会の構築につながる教育が必要であること。そして,人を形成する上で性については欠かせない要素であり,誰しもがグラデーションの中に位置付けられていること。
・「すべての人に関わることとして性をとらえられる」という言葉に,納得できました。LGBTQに関して当事者もおり,授業などで話をしますが,なんとなく「これでいいのか」という不安感も今まではありました。しかし,もっと自信をもって話題にしていくことが,マイノリティだけではなくすべての人のより良い生き方につながるのだということを実感しました。
・教育現場において,性の多様性に対する理解がいかに重要なのか,わかりました。私は将来教育に携わりたいと考えているので,さらに勉強したいと思うようになりました。
 
ご参加の皆さん,講師の方々,ありがとうございました。

 

「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」(第2回)

令和4年1月30日(日),エソール広島で「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」(第2回)を開催しました。ゲストに栾暁雨(らん しょうう)さん(中国新聞 報道センター記者)を迎え,ファシリテーターの丸山法子さん(一般社団法人リエゾン地域福祉研究所代表理事)進行のもと,「ちょっとどうなん?就活事情」をテーマにお話しいただきました。
ゲストトーク終了後は,参加者(学生9名,社会人1名,企業4名)を交えて,トークを聞いて感じた事や疑問について意見交換を行いました。主な意見は,次のとおりです。



                                                                                                                  
【学生の意見】
・就職活動の服装ルールみたいなものがある事は知っていたが,髪型がショートカットは受けが悪いと言われていると聞いて自分自身,ショートカットが好きなので驚いた。もし,自分自身が就活でそのような状況に置かれた時の事を考えたりもした。見た目で判断されるよりは,自分自身が過ごしやすい環境で将来は働きたいと思った。今回セミナーを受けていなかったら,就活事情を知る事ができなかったので,知る機会はとても大事だと思った。
・バブル時代は,好きなスーツを着ていたという就活事情を知って驚いた。就活は,皆が同じ格好をして,個性を表す場ではないと思っていたので価値観が変わった。
・男性が女性と同様に,革靴を履かないといけない場面で履きづらさを感じた事はあった。プライベートについて「彼女はいるの?」と,面接で聞かれるのは想定外だったので驚いた。
・これからの世の中では,個性が大切だと聞いた事がある。バブル時代は,服装で個性を出していたが,これからの社会もそうなる事があるのだろうかと疑問に感じた。
 
【社会人・企業側からの意見】
・昔(バブル期)は,今のようにスーツに関して制約がなかったので好きな服装をしていた。企業が採用の際に個性を求めているのは間違いではないと思っている。勤務先の採用担当者も,個性は必要だと話していた。個性を服装のみで表すのではなく,自己アピール(志望動機や社会に出てからのビジョン等)で個性を表すのが,これからの時代の新しい表現方法だと思う。服装については,企業の風土について情報収集することが必要だと思う。
・各企業には身だしなみルールがあるので,希望する企業の身だしなみルールを理解しておく事が大切だと思う。企業の風土を知る事は,お互いの理解にもつながると思う。
・採用面接に携わってきた中で,就活生はどうして皆マニュアルどおりの同じ格好なのだろうと感じていた。す
ごく見た目を気にしているように感じると同時に,評価を気にする社会になっているような気がする。就活では,自分らしさを出していいと思う。単に,自己主張をするのではなく,相手に伝わるように自分の考えや,思いを声にあげてもらえると嬉しく感じる。女性が声をあげられる風潮に変わってきているし,1人の声は小さいかもしれないが,声をあげる事で社会は変わってくると思う。服装については,社会人としてのマナーがあるので受け入れる必要はあるが,中身で勝負して欲しいと思う。企業側は,皆さんの中身を評価したいと思っている。
 
【ファシリテーターから】
・まずは、疑問を持つ事から始め,疑問を持った事に対して具体的にどのようなアクションを起こしたいか考えてほしい。今日のセミナーでの様子を,家族や友人に伝えてほしいと思う。
【ゲストから】
・社会に出ると色々な場面で疑問に感じる事が多いと思う。疑問を持ち,考える習慣を持つと良いと思う。
 
ゲストトークの様子をYouTubeで公開中です。ぜひ,こちらをご覧ください。
 
次回のワークショップは,2月19日(土)オンラインにて開催します。皆様のご参加を楽しみにしております。
詳細は,こちらをご確認ください。