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8月

講座イベント実施報告

令和3年度 LGBT関連図書ビブリオバトル


このイベントは,「LGBT」「セクシュアリティ」という限定した分野の本を語り合うことにより,LGBTについての知識を深めるとともに,同じ興味・関心や問題意識を持つ人たちと意見を交換し,交流することを目的として企画したものです。

令和3年7月17日(土)に実施し,12名の方にご参加をいただきました。
今回は,広島修道大学の学生とのコラボで,2名の学生に企画から当日の進行などに携わっていただきました。また参加者の半数は大学生で,20代から60代までの幅広い世代が交流しました。
バトラーの発表を受け,参加者同士で話し合ったりする中で,世代による認識の違いなどを理解しつつ,和やかな雰囲気で意見交流されました。


バトラーの4名からは,次の本についてプレゼンしていただきました。

・「ぼくは性別モラトリアム」
  からたち はじめ 幻冬舎 2020
・「不可解なぼくのすべてを」
  粉山 カタ ジーオーティー 2019
・「性についてはなそう! 6人のともだち それぞれの性・それぞれの人生」
  小谷 麦子 文/佐藤 真紀子 絵 ポプラ社 1993
・「新宿二丁目の文化人類学 ゲイ・コミュニティから都市をまなざす」
  砂川 秀樹 太郎次郎社エディタス 2015



また,参加者からは,次のご意見をいただきました。
・若い世代の人がLGBTについてどう考えているか知ることができました。
・大学生世代の方の意見が聞けて,参考になりました。

・興味深い本を紹介していただきました。普段あまり読まないマンガがあり,
   とてもよかったです。
・ビブリオバトルを継続してほしいです。

ご参加の皆さま,ありがとうございました。

 

公開講座 LGBTスタディーズ~21世紀の家族のかたち-同性婚とパートナーシップ宣誓制度から考える-


この講座は,「同性婚とパートナーシップ制度」「選択的夫婦別姓」について,同性婚訴訟の弁護士と原告,選択的夫婦別姓訴訟の原告から話を聞くことにより,現状を知り,そこから見える問題点について改善点や解決方法を模索しながら「家族的価値観」について深く理解し,性的マイノリティの問題だけではなく,すべての人たちにとって身近な問題であると認識することを目的として企画し,当日は40名の方にご参加をいただきました。

・実施日 7月18日(日)
・講 師 森 あいさん(同性婚訴訟弁護士)
     こうすけさん(同性婚訴訟原告)
     まさひろさん(同性婚訴訟原告)
     恩地 いづみさん(選択的夫婦別姓訴訟原告)
     河口 和也さん(広島修道大学教授)



また,参加者からは,次のご意見をいただきました。
・同性婚と夫婦別姓は深く関わっていて,共通する課題も多いことが分かりました。
・実際に同性同士のパートナーであるお二人の話が聞けて良かったです。

・同性婚実現までのプロセス,選択的夫婦別姓訴訟の流れ等どの問題も当事者だけの
   問題ではなく,私たちみんなの問題であるということが分かりました。
・法律面から,当事者の方の話も一緒に聞くことができて,より詳しく知ることが
   できたと思います。
・そのままの自分を受け入れてほしい,その思いを受け止められる社会になってほしいと
   思いますし,私もそうなれるようにしたいと思います。



ご参加の皆さま,講師の皆さま,ありがとうございました。