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情報紙エソール
エソール広島では、情報紙「エソール」を年3回(4月・7月・1月)発行しています。
特集記事・行事報告・
読書ガイド・催し物等情報満載です。ぜひご覧ください。◆(希望者には郵送にてお送りします。)
VOL45(平成14年夏号)

- 広島県男女共同参画推進条例制定記念フォーラム
- 2P
- ひろしま女性大学
- 4P
- 女性グループ紹介
- 6P
- ひろしまけん通信
- 7P
- エソールインフォメーション
- 8P
~いっしょにあした創り~広島県男女共同参画推進条例制定記念フォーラム
「いっしょにあした創り」をテーマに、平成14(2002)年3月24日(日)、 広島県男女共同参画推進条例制定記念フォーラムが開催されました。 午前中はワークショップ(外国人や高校生たちによる意見交換会)午後からは、広島県男女共同参画懇話会会長の川瀬啓子さんと広島県環境生活部管理総室長 吉村幸子さんとの対談、作家の重松清さんによる記念講演などが実施されました。また交流広場ではパネル展示、ミニバザールなどの催しがあり、多数の方々に参加いただきました。
ワークショップ 「条例をこう活かそう!私たちの国の男女共同参画」
コーディネーター・ひろしま女性大学同窓会「ウィ・カメリア」*の皆さんの結婚と家族についての寸劇をもとに、広島県立賀茂高等学校の皆さんや広島に住む中国・フランス・ベトナムの皆さんと参加者で意見交換をしました。
高校生の男女共同参画社会に対する積極的な姿勢にたのもしさを感じました。
国や個人によって、家族観が大きく違うことも認識しました。
*「ウィ・カメリア」ひろしま女性大学呉地区同窓会
川瀬会長と吉村管理総室長との対談
「男女共同参画推進条例」を実行性のあるものにするためには,目標を定め、かつそれが達成できたかどうかを検証することが必要である等の意見が出されました。
交流広場
交流広場では、ミニバザールやビデオ上映が行われ、専門学校生や高校生のイラスト、尾道市内の小・中・高校生の作文などを展示するコーナーも設けられました。
「男女共同参画~日常の家族の風景から」
作家の重松清さんによる講演の内容の一部を紹介します。
講師 重松清さん
■プロフィール 1963年岡山県生まれ。
フリーライターとして『女性自身』誌の「シリーズ人間」のアンカーを務める。1991年『ビフォア・ラン』で小説デビュー。999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞を受賞。近著『流星ワゴン』
仕事以外の社会がない男性
私の父親は、祖母の看病のために母親が家を空けると、食事を作ることができず倒れてしまった。 また私の住んでいる新興住宅地の男性たちも定年後は居場所がなく、途方に暮れて平日の昼間からジャージー姿でうろうろしている。 これは男性に仕事以外の社会や人間関係がないことを如実に表わす現象で、男女共同参画といえば、 女性のアクションばかりが強調されがちであるが、男性が女性の側にシフトする、 つまり仕事以外の家事や地域社会に男性が参加するベクトルも大切なのではないだろうか。 女性の意識は高まっても男性がそれに追随しなければ男女共同参画の意味はなくなってしまう。 それを避けるためにも、こうした集まりに夫婦同伴で参加するようになればよいと思う。
子育てしながら働き続けるために
学校の教員である妻と私は共働きで、娘に朝ご飯を食べさせたり、 保育園に連れて行くなど協力はしてきたし、「女性だから、妻だから、母親だから、嫁だから」という理由で仕事を辞めて欲しいとは言わなかった。 しかし妻の負担は大きく、体力の限界からこの3月で退職することになった。 学童保育の定員が増えるなど、働き続けるシステムがもっと確立されていれば、定年退職まで仕事を続けていられたのにと思っている。
男with女
男性週刊誌と女性週刊誌では記事を書く時のポイントが違う。 男性は話を大きくしたがり、何か事件があると「日本社会は」だとか「現代は」などと天下国家を論じる記事になる。 一方、女性はより具体的に書かないと納得しない。少年犯罪を扱った記事でも、男性週刊誌の場合、 「戦後の民主主義教育がよくなかった」など大きな話になるが、女性週刊誌ではその少年ならではのエピソードを紹介する。 この男性の、何かを大きく大雑把にひとくくりにして物事を捉える思考は分かりやすいがゆえに、変な大義名分ばかりが先走ってしまい、 ちょっと心配な気がする。物事を考える際には、全体はこうなんだけれども、 一人ひとりの細かい具体的な部分はバラバラなのだという女性的な発想も必要で、「複眼でみる」ことが大切だと思う。 男女は男vs女ではなく、男with女である。