(公財)広島県男女共同参画財団「エソール広島」は,男女共同参画社会づくりのための拠点です

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講座イベント実施報告

講座イベント実施報告

わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ キックオフセミナー

令和4年6月4日(土),エソール広島で「わたしらしい生き方を選択するワークショップ キックオフセミナー」(広島県主催)を開催しました。
このセミナーは,性別にかかわらず,人生のステージに応じた様々な働き方,学び方,生き方について,知って,学んで,考えるというコンセプトで,「講演」,「ゲストスピーカーによるトーク」,そして「ゲストスピーカーと参加者によるグループワーク」の3部構成で実施しました。
学生や社会人など幅広い世代や立場の方,23名が参加されました。
 
講演「パパの家庭進出がひろしまを変えるのだ!」
前田晃平さん(NPO法人フローレンス代表室長)

 
ゲストスピーカートーク
ファシリテーター:丸山法子さん(一般社団法人リエゾン地域福祉研究所代表)


・「林業女子に聞くお仕事トーク」
 杉原遥さん(甲奴郡森林組合フォレストワーカー)

・「育休パパのお困りトーク」
 加藤秀一さん(積水ハウス(株)広島支店東店店長)

・「メディアから見た『男女』の『らしさ』トーク」
 ラン暁雨さん(中国新聞社報道センター記者)

・お題トーク
 「ジェンダーロールを押し付けられていると感じた言葉や出来事」
 「ジェンダーロールによる違和を感じていた時にかけられて嬉しかった言葉やされて嬉しかった出来事」
 
 
講演やトークを聞いた後のグループワークでは,「わたしらしい生き方」について,活発に意見が交わされていました。
 
また,アンケートには次のご意見が寄せられました。
・自分とは違った年代,立場の方の意見や考えを聞くことができて面白かった。
・小さい頃から「女らしく」に異和を感じてきた。その異和を他人に感じさせないようにしてきたつもりだったが,足りなかったなと反省している。できることを少しずつ広げていきます。
・育休制度の確立だけでなく,周りの人,個人の意識を改める必要があることを知った。
・講演,ゲストトークの中で自分も気付いてないけど「やってしまっている」と思うことがあり反省した。
・子育てを終えていく中であきらめたことを久々に思い出せた。
・人により考え方や視点は様々で,仕事や家庭において他人と共働するに当たり,自分の固定観念に寄りすぎないことを改めて認識した。
 
ご参加の皆さま,ゲストの皆さまありがとうございました!
このワークショップが,皆さまや周囲の方にとって,わたしらしい生き方を選択するためのひとつのきっかけになれば幸いです。

 

LGBT関連図書ビブリオフェス 6/12

 「LGBT関連図書ビブリオフェス」を6月12日日曜14:00~16:30エソール広島研修室で開催しました。
前回は4月24日に行いましたので2か月も間を空けずの開催でしたが,定員いっぱいの15名の参加をいただきました。とりわけ特徴的なのは,10代から70代という参加年齢の幅広さです。そうした年齢層の広さから闊達な意見が交わされるのだろうか,という主催者側の懸念をよそに,発表者のしっかり準備されたプレゼンに観覧者は熱心にメモをとりながら熱のこもった議論が行われました。
 発表は5分から7分で,その後質疑応答を行う流れで,一枠20分をめどに4名の方が愛読書を紹介してくださいました。発表の書籍のタイトルは以下の通りです。今回は4点の発表本の内,3点がマンガでした。
 
①アリス・オズマン(著),牧野琴子(訳)『ハートストッパー』(1)~(4) 路草コミックス  2021
②もちぎ『あたいと他の愛』文藝春秋 2019
③鶴谷香央理『メタモルフォーゼの縁側』KADOKAWA 2018
④如月かずさ『スペシャルQトなぼくら』講談社 2022 

 そして,今回も後半は交流時間を設け,ホワイトボードに記した発表で登場したキーワードを基に,また,参加者の話したいテーマからディスカッションを行いました。
終了後のアンケートをご紹介します。
 「東京や大都市ではLGBTQ+のイベントもたくさん開かれているのに広島ではなかなか見つけられず,LGBTQ+関係で初めて参加したイベントでした。自身のセクシュアリティ以外のセクシュアリティへの知識を広げることもでき,とても有意義な時間をすごすことができました。ありがとうございました」という記述があり,さらにもう一つ,「実際に当事者と話しをすることで『生の声』を知ることができ,本の文面だけでは知ることができないことを学ぶことができてとても良い経験になりました」というご意見をいただきました。
 上記のようなみなさまのアンケートの嬉しいご意見から「ビブリオフェスを続けていこう」というモチベーションにつながりましたし,また,書籍(図書)をツールとするイベントに年齢は関係ないのだと確信した今回のビブリオフェスでした。


 

コロナ禍の中での子育て,介護問題ーケアする側,される側の苦境を通して考えるージェンダーの視点から

5月8日(日)14:00~16:00に春日キスヨさんを講師にお迎えして,「コロナ禍のなかでの子育て,介護問題—ケアする側,される側の苦境を通して考える―ジェンダーの視点から」と題した公開講座を,エソール広島研修室と,zoomのハイブリッドで開催しました。会場は47人,オンラインでは45人の方にご参加いただきました。
コロナ禍がもたらしたダメージには格差があること,とりわけ長寿期高齢女性と,シングルマザーの苦境などデータを使って詳しく説明いただきました。また,その社会的要因についても深く掘り下げた内容でした。長寿期単身者が増え続ける社会で,これからを見据えた生き方をしっかり考えることが大事と,熱く語られた春日キスヨさん。
寄せられたアンケートからも,次につなぐテーマを見出すことができました。
ありがとうございました。
以下ふたつご紹介します。
「ジェンダーの視点から見る,介護,高齢者,シングルマザー等の問題,現代的な問題であり,常に耳にしながら,漠然と考えがちな問題について,その実相,当事者の生の声を通して問題点を指摘され,深く考えさせられました。」
「コロナ禍がもたらした高齢者への影響についての話。我が身に置き換えて話を聴くことができました。特にフレイルについては年を重ねるに従って深刻な問題だと思っています。」
今回の講座では,「支援」に携わる方へのメッセージも込められていました。それは,メンタルヘルスに問題を抱える方や,不安定な非正規雇用の方は,常に「不可視化」されており,コロナ禍以降の生活困窮者は膨大な数になっているが,そこに支援が届いているのか。また,その支援には専門的な知識や技術が不可欠であるとのご指摘でした。
エソール広島では,その一助となるように支援活動を行っている方へ向けての支援者養成講座「対人支援の技術~専門家から学ぶ~」を開催します。
支援をするとき,それぞれの専門家につなぐことが大事になってきます。どのような形で,どんな専門家につなげていけばいいのでしょうか。スキルアップを目指して,学んでみませんか。
全3回(1回につき3時間)の連続講座です。
□6月19日(日)13:00~16:00 臨床心理士 橋本 智恵美さん(杉原心理相談室)
□7月10日(日) 13:00~16:00  弁護士 寺本 佳代さん(八丁堀法律センター)
□7月24日(日) 13:00~16:00 医 師 田原 一優さん(京口門クリニック)・河野美代子さん(河野産婦人科クリニック)
 
 

 

第19期メンタルサポーター養成講座

この講座は,相談業務や,対人援助活動に携わる方を対象とした講座です。
社会の変化をとらえ,人間関係に現れる心理的課題に取り組み,人間のこころの成
り立ちを理解し,男女共同参画の視点を持った相談員を養成することを目的として
実施しました。
 
第19期は令和3年10月から令和4年4月まで,全7回にわたり開講し,23名の方
に受講いただきました。

 
開講日 テーマ 講 師
心理部門(5回)
10/31(日) 子どもの諸問題に対する理解と実際
~こころの発達と関わりの工夫~
古元 邦子さん
(心理相談室アフォーダンス代表・
臨床心理士・公認心理師)
11/27(土) 精神疾患の理解と心のケア 水谷剛司さん
(ほうゆう病院心理室長・
臨床心理士・公認心理師)
3/13(日) 夫婦・家族に対する支援
~家族カウンセリングを中心に~
村上雅彦さん
(広島ファミリールーム所長・
臨床心理士・公認心理師)
3/20(日) 認知症の人と介護家族者への心理的支援 野村妙子さん
(特別養護老人ホーム三滝苑施設長・
臨床心理士・公認心理師・社会福祉士)
4/10(日) 対人援助職のためのセルフケア
~学んだ知識や技能を生活で生かすために~
小早川久美子さん
(えなカウンセリングルームカウンセラー・
臨床心理士・公認心理師)
男女共同参画部門(2回)
11/14(日) コロナ禍であらわになる女性の苦境
~性被害とⅮVの実態と支援~
寺西環江さん
(弁護士)
12/12(日) 男性介護者が抱える苦悩
~ジェンダーの視点から読み解く~
春日キスヨさん
(臨床社会学者)

参加者からは,次のご感想をいただきました。
 
・子育て支援の方に携わっているので,子どもの発達や問題についてお話を聞けて
 よかったです。
・認知症については知らないことが多く,介護を心理で学ぶことができたので興味
 深かったです。今後の活動に役に立てるよう頑張りたいと思います。
・何となく知った気になっていたことを,より具体的に専門家の視点から正しく理
 解を深めることができました。
・心理学,社会学や弁護士の法的支援といった,多方面の重要で深い講義を受ける
 ことができて,とても学びがありました。
・特に最終日の「セルフケア」は長く安定したカウンセリングをするためにとても
 大切だと思いました。
 
受講生の皆さま,講師の皆さま,ありがとうございました。
 

 

わたしらしい生き方を選択するワークショップ(オンライン開催)

令和4年3月14日(月),エソール広島で「わたしらしい生き方を選択するワークショップ」を開催しました。ゲストに森田ひとみさん(Moritaキャリアプランニング代表)とファシリテーターに丸山法子さん(一般社団法人リエゾン地域福祉研究所代表理事)をお迎えし,「~家族と自分らしい生き方~」をテーマにお話しいただきました。



ゲストトーク終了後は,「日頃感じている家族に関する違和感や課題(解決策)」について参加者(学生2名,社会人10名)がグループに分かれて意見交換を行いました。主な意見は,次のとおりです。
                                                                                                                  
・自分自身の思いを家族に理解してもらうために,色々な価値観があるという事を知る事が必要だと思う。また,単に意見や価値観を聞くだけでなく,自分の意志を持ちながら聞く事で,他者の意見との比較ができると思う。
・相手への接し方を変える事で,相手の気持ちを想像できるようになれると良いと思う。
・家族の中で互いに納得できるためには,思いやりを持つ事が大切だと思う。
・相手の立場になって考えてみる事で,意識も変わると思う。
・お互いを理解するために,家族会議の時間を設けると良いと思う。
・自分自身が,将来どのように生きていきたいかを考える事が必要だと思う。また,なりたい姿を思い描きながら進んでいくと良いと思う。
 
また,ゲストのお二人からも次のようなメッセージを頂きました。
【森田さんから】
・自分らしい生き方をするためには,自分の理想を考え掲げる事が大事だと感じた。皆さんの意見を聞いて,明るい希望を感じることができた。
【丸山さんから】
・世の中には,沢山の選択肢があるという事を学ぶことができた。わたしらしい生き方を選択するためには,自分自身が納得する事が大事だと思う。
 
ゲストトークの様子をYouTubeで公開中です。ぜひ,こちらをご覧ください。

 

「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」

令和4年2月19日(土),エソール広島で「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」を開催しました。ゲストに嶋治美帆子さん(広島電鉄㈱ 経営管理本部 総務部長)と藤原輝さん(㈱ワーキンエージェント 取締役)をお迎えし,「女性活躍の現状と課題~わたしらしく働ける社会を考えるリアルトーク~」をテーマにお話しいただきました。
ゲストトーク終了後は,「わたしらしい生き方や働き方を実現するためのアイデアや解決策」について参加者が(学生24名,社会人14名)グループに分かれて意見交換を行いました。主な意見は,次のとおりです。



                                                                                                                  
・楽しいと思える仕事をする為の工夫を実践したり,他者を受入れ,自分の考えと比較する事ができるので,色々な情報をキャッチできるようアンテナを張る事が大切だと思う。
・自分自身がどうありたいかを常に考える事が大切だと思う。
・ロールモデルがあると女性活躍を進めやすいので,男性で家事と仕事を両立しているモデルが必要だと思う。男女が同じ目線で働く事ができれば働き方が広がるのではないかと思う。
・新しい制度の導入については,会社や社員に対するメリットを周知していく事や,会社内での意識を統一する事でスムーズに行えるのではないかと思う。また,仕事を複数で共有し分担していく事で,休暇取得もしやすくなり働きやすい環境作りへ繋がると思う。
・働き方改革の為の,色々な制度があっても運用しきれていないように感じる事がある。企業が女性の営業職を採用する際は,マネジメント力を確立させる等の適応力が必要だと思う。制度を運用していく上で,心理的なサポートや人間関係が重要になってくると思う。
・実現させたいビジョンや言いたい事をざっくばらんに話し合える社風(環境)があれば,不満を溜める事無く課題解決していく事で,より良い制度の運用ができるのではないだろうかと思う。
 
また,ゲストのお二人からも次のようなメッセージを頂きました。
 
【嶋治さんから】
・皆さんが,自分事として真剣に考えていることがすごく伝わってきた。個々が大切にしている事を,互いに理解し合う為にもコミュニケーションは大切に感じる。それぞれが,自分らしく働く為にどうしたら良いかを考え,発信することを続けて欲しいと思う。
 
【藤原さんから】
・将来ありたいビジョンを持ち,Can(できていること)・Will(どうありたいか)・Must(社会から期待されている事・やるべき事)を考え広げていく事がわたしらしく働き,生きることの指針となるのではないだろうかと感じる。
 
ゲストトークの様子をYouTubeで公開中です。ぜひ,こちらをご覧ください。
 
次回のワークショップは,3月14日(月)オンラインにて開催します。皆様のご参加を楽しみにしております。
詳細は,こちらをご確認ください。

 

 

令和3年度 高校生向け出前授業

 この講座は,今後の社会を担う高校生が「男女共同参画」について考えるきっかけにし
ていただくこと,また,多様な人々がそれぞれの個性と能力を生かして自立した生活を送
り,お互いを理解し尊重することの大切さなどについて,学んでもらうことを目的として
実施しています。

 今期は令和3年5月から令和4年2月まで,8校,計9回実施し,延べ1,562名の皆さ
んに受講いただきました。

 
実施日 実施高校名 テーマ 受講者(対象学年)
5/15(土) 県立音戸高等学校 LGBT 56名 (1~3年生)
9/8(水) 県立賀茂高等学校定時制 女性の働き方について 40名 (1~4年生)
11/11(水) 進徳女子高等学校 生理の貧困,
ジェンダー平等
16名 (3年生)
11/17(水) 県立神辺高等学校 LGBT 155名 (3年生)
11/24(水) 県立総合技術高等学校 男女共同参画の視点を通し
て働くことの意味
228名 (3年生)
11/25(木) 県立戸手高等学校 LGBT 650名 (1~3年生)
12/16(木) 比治山女子高等学校 LGBT 195名 (2年生)
1/13(木) 進徳女子高等学校 LGBT 52名 (1~3年生)
2/10(木) ノートルダム清心中・高等学校 LGBT 170名 (2年生)

生徒の皆さんからは,次のご意見をいただきました。

【LGBT】
・お話を聞いて,自分の価値観がまたひとつ広がったなと感じました。自分と同じ人はい
 ないので,相手をしっかり認めて,否定はしないようにしたいと思います。
・自分の体験をもとに話してくださったので,理解しやすかった。
・性について悩んでいた時期もあったので,今日のお話を聞いて,他の人と違っていても
 いいのだと気持ちが楽になりました。
・実際の体験談を聞いて,「自分の嫌な部分も自分の魅力」という言葉が心に残り,素敵
 だと思いました。
・普通とは,男らしさとは,女らしさとは何なのか考えさせられました。何よりも自分ら
 しく生きることが大切だなと思いました。
・トランスジェンダーの方のお話を直接聞く初めての機会でした。実際の体験を聞くこと
 で,セクシャルマイノリティの方の苦悩を知ることができました。

    
    


【女性の働き方について】
・授業を聞いて,やりたいことを真剣に考えてみようと思いました。
・男だから,女だからという考え方を変えることに興味がわきました。
・自分の体験談と共に話していたので説得力があり,わかりやすかったです。
  



【男女共同参画の視点を通して働くことの意味】
・とてもわかりやすい説明で,今の社会の現状と改善点をしっかりと理解できました。
・グループワークを交えて,自分の考えだけでなく相手の考えも知れたので楽しかった。
・「働く」ということについてしっかりと理解でき,とても楽しい授業でした。
  


【生理の貧困,ジェンダー平等】
・政治という自分にとって未知の世界で活動している方のお話を聞けて,私も女性として
 活躍したいと思える原動力となりました。
・地域の活性化についての取組みがすごく良いと思いました。

 

~その後のアクション~
「生理の貧困」を通してジェンダー課題を研究した進徳女子高校の生徒の皆さんは,崇徳
高校の生徒に対し,このテーマをプレゼンテーションしました。崇徳高校の生徒からは,
課題に気づき考えるきっかけになったという感想をいただいたそうです。
   
また,「トイレットペーパーと同じように生理用ナプキンをトイレに置きたい」との思い
から署名運動を行い,学内トイレに生理用ナプキンを配置する試みも実施しているとご報
告をいただきました。

▶進徳女子高校のホームページから
 

 

LGBTスタディーズ ~性の多様性と教育-実践への第一歩-


2月12日(土),「LGBTスタディーズ~性の多様性と教育-実践への第一歩-」を実施しました。
オンラインで93名の方にご参加いただきました。
 
講師に大池 真知子さん(広島大学ダイバーシティ研究センター センター長 教授),城 英介さん(”人間と性”教育研究協議会広島サークル代表幹事・中国ブロック幹事)をお迎えし,性の視点から見た多様性の考え方や現状,教育現場における性的マイノリティの子どもたちへの対応方法などをお話しいただきました。
また,最後に河口 和也さん(広島修道大学 人文学部 教授)を交えた3名で,参加者の方からいただいた様々な質問にお答えいただきました。
 

参加者からは,次のご意見をいただきました。
・子どもたちに性の多様性を指導することの意義と大切さを再認識しました。
・児童生徒の多様性を尊重していくためには,何のために,なぜそうしているのかを教職員で共有し,意識を変えていき,実行していくことが大切だと思いました。子どもたち一人ひとりと向き合い,当たり前にやってきたことを問い直し,誰一人取り残さない学校づくりを行うことが大事だと感じました。
・インクルージョンという概念を初めて知りました。また,学校現場で直面している数々のことを伺って,自分が今後,どのように対応していけばよいかヒントを得ることができました。
・性の多様性だけでなく,人としての多様性を重要視した社会の構築につながる教育が必要であること。そして,人を形成する上で性については欠かせない要素であり,誰しもがグラデーションの中に位置付けられていること。
・「すべての人に関わることとして性をとらえられる」という言葉に,納得できました。LGBTQに関して当事者もおり,授業などで話をしますが,なんとなく「これでいいのか」という不安感も今まではありました。しかし,もっと自信をもって話題にしていくことが,マイノリティだけではなくすべての人のより良い生き方につながるのだということを実感しました。
・教育現場において,性の多様性に対する理解がいかに重要なのか,わかりました。私は将来教育に携わりたいと考えているので,さらに勉強したいと思うようになりました。
 
ご参加の皆さん,講師の方々,ありがとうございました。

 

「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」(第2回)

令和4年1月30日(日),エソール広島で「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」(第2回)を開催しました。ゲストに栾暁雨(らん しょうう)さん(中国新聞 報道センター記者)を迎え,ファシリテーターの丸山法子さん(一般社団法人リエゾン地域福祉研究所代表理事)進行のもと,「ちょっとどうなん?就活事情」をテーマにお話しいただきました。
ゲストトーク終了後は,参加者(学生9名,社会人1名,企業4名)を交えて,トークを聞いて感じた事や疑問について意見交換を行いました。主な意見は,次のとおりです。



                                                                                                                  
【学生の意見】
・就職活動の服装ルールみたいなものがある事は知っていたが,髪型がショートカットは受けが悪いと言われていると聞いて自分自身,ショートカットが好きなので驚いた。もし,自分自身が就活でそのような状況に置かれた時の事を考えたりもした。見た目で判断されるよりは,自分自身が過ごしやすい環境で将来は働きたいと思った。今回セミナーを受けていなかったら,就活事情を知る事ができなかったので,知る機会はとても大事だと思った。
・バブル時代は,好きなスーツを着ていたという就活事情を知って驚いた。就活は,皆が同じ格好をして,個性を表す場ではないと思っていたので価値観が変わった。
・男性が女性と同様に,革靴を履かないといけない場面で履きづらさを感じた事はあった。プライベートについて「彼女はいるの?」と,面接で聞かれるのは想定外だったので驚いた。
・これからの世の中では,個性が大切だと聞いた事がある。バブル時代は,服装で個性を出していたが,これからの社会もそうなる事があるのだろうかと疑問に感じた。
 
【社会人・企業側からの意見】
・昔(バブル期)は,今のようにスーツに関して制約がなかったので好きな服装をしていた。企業が採用の際に個性を求めているのは間違いではないと思っている。勤務先の採用担当者も,個性は必要だと話していた。個性を服装のみで表すのではなく,自己アピール(志望動機や社会に出てからのビジョン等)で個性を表すのが,これからの時代の新しい表現方法だと思う。服装については,企業の風土について情報収集することが必要だと思う。
・各企業には身だしなみルールがあるので,希望する企業の身だしなみルールを理解しておく事が大切だと思う。企業の風土を知る事は,お互いの理解にもつながると思う。
・採用面接に携わってきた中で,就活生はどうして皆マニュアルどおりの同じ格好なのだろうと感じていた。す
ごく見た目を気にしているように感じると同時に,評価を気にする社会になっているような気がする。就活では,自分らしさを出していいと思う。単に,自己主張をするのではなく,相手に伝わるように自分の考えや,思いを声にあげてもらえると嬉しく感じる。女性が声をあげられる風潮に変わってきているし,1人の声は小さいかもしれないが,声をあげる事で社会は変わってくると思う。服装については,社会人としてのマナーがあるので受け入れる必要はあるが,中身で勝負して欲しいと思う。企業側は,皆さんの中身を評価したいと思っている。
 
【ファシリテーターから】
・まずは、疑問を持つ事から始め,疑問を持った事に対して具体的にどのようなアクションを起こしたいか考えてほしい。今日のセミナーでの様子を,家族や友人に伝えてほしいと思う。
【ゲストから】
・社会に出ると色々な場面で疑問に感じる事が多いと思う。疑問を持ち,考える習慣を持つと良いと思う。
 
ゲストトークの様子をYouTubeで公開中です。ぜひ,こちらをご覧ください。
 
次回のワークショップは,2月19日(土)オンラインにて開催します。皆様のご参加を楽しみにしております。
詳細は,こちらをご確認ください。

 

 

「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」(第1回)

令和3年12月22日(水),エソール広島で「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」(第1回)を開催しました。ゲストに野々村聡子さん(広島県・中四国野球アンバサダー)を迎え,ファシリテーターの大須賀あいさん(編集者・ライター)進行のもと,「男性もしくは女性の少ない職場における問題~アスリートとして活躍する女性のわたしらしい生き方~」をテーマにお話しいただきました。

 
 

ゲストトーク終了後は,参加者(学生4名,社会人11名)を交えて,普段の生活の中で感じる違和感や疑問点・ジェンダー問題を周囲に知ってもらうための活動・職場における性別の困りごと等について意見交換を行いました。主な意見は,次のとおりです。
                                                                                                                  

【普段の生活の中で感じる違和感や疑問点について】
・女性だからメイクをきちんとしないといけないとか,身だしなみについて指摘を受けることがある。職種によっては,身だしなみについてルール化されていることがある。(10代・学生)
・学生の頃は,男性は身支度に時間がかからないので羨ましいと感じていた。
(20代・社会人)
・女性ほどではないが,男性も必要な身だしなみや清潔感は求められていると思う。(20代・社会人)
 
【ジェンダーにまつわる問題を周囲に知ってもらうためにできること,これから行いたいと思っていること】
・新しく学んだことや知り得た知識を,必ず誰かに話すようにしている。誰かに話すことで話題が広がり共有につながる。相手にも自分事として捉えてもらう。(10代・学生)


   

・生理のことに男性は踏み込みづらい内容がゆえに,SNSでの情報発信や関わることに意義があると感じている。(30代・社会人)
・保育現場においては,女性が多い環境なので女性に管理職について欲しいと思っているが実現に結びつかない。実現に向けての取り組みを行いたい。(30代・社会人)
 
ファシリテーターの大須賀さんからは,「ジェンダーの問題が大きく取り上げられるようになったからこそ,次の世代のためにも考えて発信していくことはすごく大事だと思う。これで終わりにするのではなく,何かアクションを起こすことをしてほしい。」
ゲストの野々村さんからは,「考えるきっかけになったので,改めて悩みや社会の風潮を知るこ
とができた。活動を続けて欲しい。続けることで同じような仲間が増え,物事が良い方向へ向かうと思う。」とメッセージをいただきました。
 



ゲストトークの部分をYouTubeで公開中です。ぜひ,こちらからご覧ください。
 
次回のワークショップは,1月30日(日)オンラインにて開催します。皆様のご参加を楽しみにしております。

詳細は,こちらをご確認ください。