(公財)広島県男女共同参画財団「エソール広島」は,男女共同参画社会づくりのための拠点です

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講座イベント実施報告

第17期メンタルサポーター養成講座

この講座は,相談業務や対人援助に携わる者を対象に,社会状況の変化や
人間のこころの成り立ちを理解し,男女共同参画の視点を持った相談員を
養成することを目的として実施しました。

第17期は令和元年10月から令和2年7月まで,全7回にわたり開講し,
28名の方に受講いただきました。

 
開講日 テーマ 講 師
心理部門(5回)
10/20(日) 基本的傾聴技法の修得1 小早川 久美子さん
(広島文教大学心理学科教授・同大学心理教育
相談センター長・公認心理師・臨床心理士)
12/8(日) 子どもの諸問題に対する理解と実際~こころの発達と関わり~ 古元 邦子さん
(心理相談室アフォーダンス代表・臨床心理士)
1/19(日) こころの病気に対する理解と
心理的支援
水谷 剛司さん
(光の丘病院 公認心理師・臨床心理士・海上保安庁第六管区 ストレス対策ネットワーク臨床心理士)
2/2(日) 要介護高齢者並びに家族に対する
心理的支援
野村 妙子さん
(特別養護老人ホーム三滝苑施設長・臨床心理士・社会福祉士)
7/12(日) 基本的傾聴技法の修得2 小早川 久美子さん
(広島文教大学心理学科教授・同大学心理教育相談センター長・公認心理師・臨床心理士)
男女共同参画部門(2回)
11/10(日) 格差拡大社会と家族の変容
~親子関係を中心として~
春日 キスヨさん(臨床社会学者)
2/16(日) DVと児童虐待
~法律家の視点から~
寺本 佳代さん(弁護士)


コロナ禍の影響により延期となった最終回は,開講から10ケ月後の7月開催となって
しまいましたが,相談対応をロールプレイにより体験し,コロナ禍の今だからこその
感じ方などを再認識する機会となりました。

マスクの着用やソーシャルディスタンスを保つことにより,表情が分かりにくくなる
相談現場では,さらに寄り添った対応が重要になってくると実感されていたようです。


受講生からは,次のご意見をいただきました。​
・対人支援のために,理解しておくべき背景や環境を学ぶことができました。
・対人サポートをする上での基礎が学べました。
・どの講座も身近に感じられることばかりで,とても参考になりました。
・今まであまり接してこなかった,新しい情報が得られました。
・聴くことは色々な相談の基本となる事なので,とても自分のためになりました。


受講生の皆さま,講師の皆さま,ありがとうございました。




 

 

令和2年度 おてつだい共育キッズセミナー

このイベントは,女性の家事に対する負担軽減を図るため,
家族で家事分担を行い,子どもが楽しくお片付けを学び,
協力して家事に参画することができるようになることを
目的として企画したものです。


7月5日(日),講師に美心家オアシス代表の上山 広美さんを
お迎えし,15組35名,うちオンラインでは4組6名の皆さんに
ご参加をいただきました。
会場,Zoomとのハイブリッド形式でしたが,お片付けのワーク
ショップも一緒に楽しく進めることができました。

参加者からは,次のご意見をいただきました。
・掃除に関する,子どもに伝わりやすい工夫やノウハウを学べました。

・子どもへの声のかけ方,年齢に応じたやり方(スポンジを切る等)を
 教えていただき,助かりました。
・子どものやる気を引き出せました。自分がやった方が早いとお手伝いを
 敬遠していたが,やらせようと思いました。
・子どもがやりたいと思える声かけを工夫したいと思いました。
・いきなりお手伝いをさせるのではなく,スモールステップを踏ませれば
 いいということが分かりました。


ご参加の皆さま,上山さん,スタッフの皆さま,ありがとう
ございました。



 

第12回エソールきらめきトークライブを実施しました

 6月24日(水)に,湊容子さん(合同会社おけいこドットコム代表社員)をゲストスピーカーにお招きし,
「働くサイズを決めた人生デザイン」をテーマにお話しいただきました。

 今回から,前半のゲストトークの部分のみ,ZOOMによるオンライン配信を始めました。
エソール広島会場では13名,ZOOMでは16名にご参加いただきました。

 前半のゲストトーク部分は,ご自身の半生や,起業する上で大事な2つの視点などのお話があり,
後半は,参加者と湊さんとの意見交流を行いました。 

 アンケートから届いた声
・コミュニティのあり方,そこでの自分のあり方,使い方を考えることができた。
・仕事をする意味をもう一度考えてみようと思う。
・自分が何をやりたいのか,どんな想いを伝えていきたいのか,ビジョンを確立できた。
 

 ZOOM参加の方には,こちらの不手際で「視聴しづらい」「音声が聞きとりにくい」といった場面があり,大変ご迷惑をお掛けしました。

エソールきらめきトークライブについてはこちらをご覧ください。

 

 

LGBT講座

令和元年10月28日に福山会場,11月11日に広島会場でLGBT講座を開催したところ,10代~70代の幅広い年齢層から
174名の参加がありました。講師にNPO法人Rainbow Soup代表の五十嵐ゆりさんをお迎えし,
性的マイノリティへの理解を深めて,具体的な支援の行動に移せるように,職場や身近な場で実践できる内容を,
実例を交えながらわかりやすくお話いただきました。

受講アンケートから届いた声
・企業の取組みが始まっていることが分かった。
・多様性には見えない違いがあることを知り,多くの知識を知っておく大切さがわかりました。
・まずは自分から発信するためにアライを宣言したい。
・性的マイノリティの人たちが少しでも不安に思っていることを少なくしていきたい。
・明日からできることを示してくださったことが良かった。
 



 

 

LGBT研修会


令和元年7月から10月までの間,LGBT研修会を広島市,東広島市,福山市,三次市において計5回開催し,
総勢184名の方に受講いただきました。
講師に広島修道大学教授 河口和也さん,日本学術振興会特別研究員PD 広島修道大学非常勤講師 博士(学術)  
眞野豊さんをお迎えし,午前の講義の時間では,眞野先生から「性の多様性に関する基礎知識」を,
河口先生から「性的マイノリティを取り巻く社会状況と対応」というテーマでお話しいただきました。
午後はグループワークがあり,事例にある問題点に気づき,どのような支援ができるかを話し合い,発表しました。


受講者アンケートから届いた声
〇性的指向・性自認はすべての人がもつ人権であるという認識をしっかり持っておきたい。
〇性のあり方は,指紋のように違うということが参考になった。
〇もっとこの様なLGBT研修が広がって,悩んでいる子ども達を助けてほしいと願います。
〇研修・グループワークどちらでも最新の情報や,いろいろな考え方等を得ることができました。
〇性について,今までより大きな視点で捉えることができるようになりそうです。
 

 

 

高校生向け出前講座

 この講座は,高校生に対し,「男女共同参画」について考えるきっかけとして,多様な人々が
それぞれの個性と能力を生かして自立した生活を送り,お互いを理解し尊重することの大切さなど
を考えたり,将来に向けて「働くこと」について学んでいただける内容となっております。
 
広島県立国泰寺高等学校
 実施日:令和元年度11月1日(金)
 テーマ:デートDVについて「かけがえのないあなたへのメッセージ」
 講 師:狩山満香さん


   前半は社会人になる心構えとして,社会においては沢山の理不尽なことが起こるけれども,
自分を尊重するとともに,他者も自分も大切に相互に認め合うことが必要とお話しがありました。
 後半はデートDVについて,デートDVとは暴力だけでなく,行動の制限や大声で怒鳴ったり,
バカにするといった行為も該当することであり,もし自分や周りの人に起こったら,相談場所が
あることを伝えてほしいと話されました。 

【受講アンケートから届いた声】
・友人や恋人への向き合い方に気を付けたい。
・相談にのったり,自分がなったりしたときに今回のことを思い出したい。
・とても分かり易く,学生だけでなく,社会人としても役立つ話だった。
・いじめやパワハラは頻繁に話題になるが,家庭内やパートナー同士の問題は
 なかなか取り上げられにくいので,学校などでもっと伝えていって欲しい。
 
 
 
学校法人比治山学園比治山女子中学・高等学校
 
 実施日:令和元年11月28日(木)
 テーマ:LGBTについて
 講 師:ここいろhiroshima 共同代表 當山敦己さん


 LGBTについて,多様な性を考える基礎的な知識から始まり,講師の
ライフストーリーとして,幼少期からの心理的変遷,学校生活や就職活動時の悩み,
周囲からの影響などを語っていただきました。

【受講アンケートから届いた声】
・色んな個性を受け入れて,一人ひとりの仲間を大切にしていこうと思った。
・「自分らしさ」とか,出会いの大切さとかが良く分かった。
・LGBTについてもっと考えてみようと思った。
・人と違う部分を認めてくれ,安心させてくれるような内容だった。
・自分のごく身近でごく普通にあることなんだと理解が深まった。
 
 
 
広島県立福山誠之館高等学校
 
 実施日:令和元年12月11日(水)
 テーマ:接客・販売の仕事について
 講 師:(株)虎屋本舗 代表取締役社長 高田信吾さん 
 
  
  400年にわたる虎屋の歴史や和菓子の日本文化についての説明から始まり,ヒット商品開発までの
 苦労話がありました。失敗を重ねる中でも常にポジティブに前向きに考え,継続してチャレンジした
 結果,ヒット商品が生まれた等の経験談を基に話されました。

【受講アンケートから届いた声】
・前向きに人生を変え,自分らしく生きることができる。
・成功者もそれだけ大変な思いをしたんだなと思った。
・今の学校に入ってポジティブになろうと努力してきたが,これからも頑張っていこうと思った。
 
  
実施日:令和元年12月11日(水)
テーマ:医療の仕事について
講 師:福山市民病院 看護師 渡辺賢一さん,河野香耶さん


  救急看護師である講師から,前半は座学で日常的に現場でどんなことが起きているか
 お話しがあり,しんどいと思うことや,やりがいのあることを伝えられました。
  後半は人形を使用して,胸骨圧迫やAEDを用いる心肺蘇生法の実地体験がありました。
 保健授業で応急処置について教科書のみの学習をしていた学年の生徒には,実際に人形を
 使ってどう行うか,良い復習になりました。

【受講アンケートから届いた声】
・看護師でもいろいろ免許があることが分かった。
・AEDは離れて使うことが分かりました。
・実際に体験しないといざという時にできないと思う。いい体験になった。
 
 
 
広島県立賀茂高等学校
  
 実施日:令和2年2月19日(水)
 テーマ:コンピュータ関係の仕事について
 講 師:プラスココ代表 沖村和美さん

 
 講師はパソコンに関する資格取得など,4年間の取り組みを経てパソコン関連業務で
起業した経験から,興味があることに探求心を持ち,失敗を追い風に,扉を開く勇気と
素直さを持つことを語られました。
 また,病院や保育園で働く人の声が紹介され,あらゆる業種でパソコン技能が必要なことや,
その他,Excel,Word や Power Point を使用した例の実演とともに,便利なツールを使用して
削減した時間を,他の業務へ活用できるとのお話がありました。 

【受講アンケートから届いた声】
・やりたいことや,自分の好きなことを継続していれば,将来役に立つ。
・疑問を解決することを続けることで,より質のいいことができるということがわかった。
・パソコンを使うことで社会に出ても役に立つということを知った。
 

 

 

男女共同参画公開講座「あなたと私のほど良い関係」を開催しました

2月24日(月・祝),城 英介さん(“人間と性”教育研究協議会広島サークル代表幹事・中国ブロック幹事)を講師に迎え「あなたと私のほど良い関係」を開催しました!
今回は,財団初の試みでICTシステムによりエソール広島と東広島会場の2つの会場をつなげて実施したところ,31名(うち東広島会場14名)の方にご参加をいただきました。

この講座は,友人や恋人同士の“より良い関係”を真剣に考える場として企画したものです。
参加者からは,次のようなご意見をいただきました。

・相手の気持ちについて,もっと想像力を広げて考えたいと思った。
・女性はもちろん,男性にもジェンダーについてのバイアスがあると分かった。
・ジェンダーについて,思っているより自分の思い込みがあることに気づいた。
・怒りの前段階で相手に伝えることができれば,より良い関係が築けると思った。
・パートナーと接する態度が変わっていけそうだ。

運営上,東広島会場(受信会場)におきまして至らぬ点が多々ありましたことを改めてお詫び申し上げます。
この度,皆さまからいただいた貴重なご意見を踏まえまして受講環境の改善を図るとともに,今後も市町での開催を推進して参りたいと思います。

ご参加の皆さま,講師の城さん,ありがとうございました。





 

 

はじめてのお片づけキッズセミナー(ホップコース)を開催しました

1/13(月・祝),「はじめてのお片づけキッズセミナー(ホップコース)」を開催しました。
9組(31名)のご家族の皆様にご参加をいただき,ありがとうございました。

このセミナーは,昨年度8月に実施し,好評の「できた!を育てるキッズセミナー」をリニューアルして開催したものです。家事に,育児に,仕事に忙しいお母さん・お父さんと一緒に,お子様のお片づけについて見直し,家事時短について考えるきっかけにしていただくことを目的としています。
本セミナーのホップコース(2~5歳対象)は,「親子ではじめるお片づけ共育」というテーマで,保護者様向けセミナーの後,お子様が実際にくつしたやタオルをたたむ体験をし,お片づけに関係する絵本の読み聞かせやゲームなどを通して楽しんでいただける内容となりました。

参加者からは,「片づけなさいという言葉ではなく,片づけやすい環境作りが必要だと分かった」「実際に子どもが実践し,子どもの反応が見れてよかった」「親子で参加できるセミナーはうれしい」などのお声をいただきました。
講師の上山広美さん,スタッフの皆様,ありがとうございました。

次回,3/20(金・祝)に開催する本セミナーのステップコースは,年長さんから小学2年生までを対象として「お片づけ名人になれる魔法の時間」というテーマで新学期前のお片づけスキルアップを目指します。残席はあとわずかですが,皆様のご参加をお待ちしております。
※申込状況によってはキャンセル待ちとなる可能性がありますのでご了承ください。

 

 

公開講座「トラウマとPTSD~こころの傷を癒す~」を開催しました

9月29日(日),臨床心理士の橋本智恵美さんを講師にお迎えし,公開講座「トラウマとPTSD~こころの傷を癒す」を開催しました。
この講座は,10月20日(日)から,相談業務や対人援助活動に携わっている方を対象として開講する「メンタルサポーター養成講座」の公開講座として開催したものですが,テーマに興味を持たれる30名の方にご受講いただきました。
 
トラウマやPTSDのしくみについて,援助者の基本姿勢について等,テーマが大きく,2時間ではお話しし切れないといった内容でしたが,受講生の皆さまは,メモを取りながら大変熱心に聞き入られていらっしゃいました。
 
受講いただいた皆さま,ありがとうございました。
 
また,エソール広島ではカウンセリングに関する本も取り揃えておりますので,ご興味のある方はご来館のうえ,どうぞご自由にご覧ください。(図書の貸出は無料です。)

 

シャオヘイさんと作る料理体験会を実施しました

9月16日(月・祝),広島ガス(㈱)ガストピアセンター(広島市中区南竹屋町)において,家事参画促進イベント「シャオヘイさんと作る料理体験会」を実施しました。
3連休の最終日でしたが,11組16名の家族・夫婦・カップル・友達・おひとり様,様々なライフスタイルの方にご参加いただきました。

メニューは市販のルゥを使わないカレーライスと赤身のステーキ。講師シャオヘイさんによる「失敗しないと上手にならない」というテーマのもと,レシピに頼るのではなく,自分で考えながら大胆に料理を進めるスタイルのチャレンジ型料理体験となりました。

まずはキッチンスタジオに新鮮な食材が彩りよく並べられ,食材選びからスタートしました。講師にアドバイスを求めながら和気あいあいと調理は進みます。ガーリックが焦げてしまうなどの「失敗」もありながら,それぞれの料理が無事に出来上がる頃には,皆さんには達成感からか笑顔が溢れていました。
出来上がりはどれも美味しく「映える」料理ばかり。試食タイムでは,お互いの料理の比較や,工夫した点をインタビューされていました。

事後アンケートでは,「さっそく自分で料理を作ってみます!」との声もありました。今年度の一連の座学や料理実演会の「家事の極意」シリーズから発展し,実際の料理体験会を開催することができましたが,皆さんぜひ積極的に,料理に家事に継続してチャレンジしていただければと思います。

「家事の極意」シリーズから今回までご参加いただいた全ての皆さま,講師シャオヘイさん,そして今回,会場・設備のご協力をいただいた広島ガス様,その他関係する皆さま,大変ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

また,参加者の皆さまには,今後エソール広島が実施する,家事に関する意識調査やアンケートなどにご協力をいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。