(公財)広島県男女共同参画財団「エソール広島」は,男女共同参画社会づくりのための拠点です

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講座イベント実施報告

支援者養成講座 対人支援の技術~カウンセリングから学ぶ~

7月22日(土)、「対人支援の技術~カウンセリングから学ぶ~(全3回)」の最終講義を実施しました。この講座は、地域に支え合いの輪を広げていくことを目指して、対人支援の基本となる「聞く技術」を、カウンセリングの技法から理論と実習で学べるよう企画したものです。
 
講師には、心理臨床に長年携わり、SNSカウンセリングの普及や実践などにも力を注がれている宮田智基さん(帝塚山学院大学 大学院教授)を迎え、県内各地から多種多様な支援現場で働く方や支援者を目指す方など39名が受講されました。
 
アンケートからは、満足度が高いことがうかがえ、「ワークがとても勉強になり、難しさも感じますが日常にも十分に役立つと感じました」、「カウンセリングの場でなくても、今回学んだ応答スキルを臨床の場に応用できるようにしたいと感じました」、「3回を通して、対人支援での姿勢を学ばせていただき、大変有意義なものでした」などの感想も寄せられました。
受講生の皆さま、宮田先生、大変ありがとうございました。
 

 
当財団は、支援者を養成する講座に引き続き注力し、無料公開講座やセミナー等の継続的な学びを展開しながら、県内に支援者のすそ野を広げていくよう努めてまいります。
 
◆支援者養成講座 ワンデイセミナー
 ・「進む長寿化と高齢期生活の変容~世代とジェンダーの視点から~」
  8月5日(土)10:00~15:00
  https://www.essor.or.jp/blog/kouza/oneday0805

 ・「子どもたちを社会で育む」
  9月3日(日)10:00~15:00
  https://www.essor.or.jp/blog/kouza/oneday0903
 
◆無料公開講座「私たちの社会が抱える問題 性暴力」
 8月27日(日)13:30~15:30
 https://www.essor.or.jp/blog/kouza/koukai0827
 
◆第21期 メンタルサポーター養成講座(全7回)
 10月22日(日)~2月18日(日)10:30~15:30
 https://www.essor.or.jp/blog/kouza/20230529141117


 

 

​男女共同参画週間 特別無料公開講座「なぜ縮まらないジェンダー格差!」

6月14日(水)、森永康子さん(広島大学大学院教授 人間社会科学研究科)を迎え、公開講座「なぜ縮まらないジェンダー格差!―ジェンダー格差を受け入れる心の仕組みを考える―」を開催しました。G7サミット応援事業でもあるこの講座は、県内全域のテーマに関心のある方を対象に会場とオンラインのハイブリッド形式で実施し、101名(うちオンライン64名)の方にご受講いただきました。
 
森永先生からは、ジェンダー格差が生じる原因の一つとして「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」に触れ、差別をする方もされる方も気づきにくい「あいまいな差別」の具体事例や、ジェンダー格差を維持するこころの仕組みについてなど、社会心理学の理論に基づき詳しくお話をしていただきました。終盤は、受講生からの質問に応対する形で展開していきました。

受講アンケートからは、「格差を維持するこころのしくみ、3つの理論の説明を聞いて、日頃感じていたモヤモヤの理由がわかりました。」、「日本におけるジェンダー格差が縮まらない中、具体的に心理学的に講義くださり、大変興味深く学べました。」など多くの感想が寄せられました。受講いただいた皆様、森永先生、大変ありがとうございました。

当財団では、ジェンダー平等の推進に向けて、引き続き、無料公開講座を開催してまいります。次回8月27日(日)は、社会が抱える問題の一つである「性暴力」を取り上げ、NPO法人性暴力被害者サポートひろしま代表理事としてご活躍の北仲千里さんに、性暴力を取り巻く現状等をお話いただきます。私たちの身近な問題として、まずは「気づく」ことから始めてみませんか?
 
詳しくはコチラから
http://www.essor.or.jp/blog/kouza/koukai0827
 
お申込みはコチラから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeq90-01DVKuOzYNVdPgFwieYY2AsuF3UJf_qH24VpOJhEV1A/viewform

 

第20期メンタルサポーター養成講座

 この講座は,相談業務や,対人援助活動に携わる方を対象とした講座で,今年度で
20期を迎えました。
 社会の変化をとらえ,人間関係に現れる心理的課題に取り組み,人間のこころの成
り立ちを理解し,男女共同参画の視点を持った相談員を養成することを目的として実
施し,令和4年10月から令和5年3月まで,全7回にわたり開講し,23名の方に受講
いただきました。

 
開講日 テーマ 講 師
心理部門(5回)
10/30(日) 大人として,子どもの困り感と
向き合うために必要なこと
古元 邦子さん
(心理相談室アフォーダンス代表・
臨床心理士・公認心理師)
12/11(日) 成人期の精神疾患の理解と心のケア 水谷 剛司さん
(ほうゆう病院心理室長・
臨床心理士・公認心理師)
1/15(日) 夫婦・家族に対する支援 村上 雅彦さん
(広島ファミリールーム所長・
臨床心理士・公認心理師)
2/5(日) 老いゆく人と家族介護者の
心理過程と支援
野村 妙子さん
(特別養護老人ホーム三滝苑施設長・
臨床心理士・公認心理師・社会福祉士)
2/19(日) 対人援助職のためのセルフケア 小早川 久美子さん
(えなカウンセリングルームカウンセラー・
臨床心理士・公認心理師)
男女共同参画部門(2回)
11/13(日)
困難女性支援法に期待するもの
 
寺本 佳代さん
(弁護士)
3/5(日)
コミュニティケアの実践
 
田中 洋子さん
(社会福祉士)

参加者からは,次のご感想をいただきました。
・ロールプレイや事例を挙げての検討があって,現場で働いている方の知見,考え方
 がとても参考になりました。
・全ての回がとても勉強になりました。職場や日常で活用していきたいと思います。
・これまで知らなかった知識をたくさん得ることができて,個人的にも地域生活にも
 活かすことができると思いました。
・子育て支援のために知識を得たいと思っていましたが,それ以上のことを知ること
 ができ大変役に立ちました。
・自分の価値観を取り崩す難しさを日々感じていたので,とても勉強になりました。


受講生の皆さま,講師の皆さま,ありがとうございました。
  
 
 

 

「わた生きゼミ」~みんなの発表会~開催




「わた生きゼミ」令和4年度総括!“みんなの発表会”
 

広島県わたしらしい生き方応援課は,性別に関する固定観念について,何が問題で社会がどうなればよいのか,そのためには何ができるのかを考え,話し合い,アクションにつなげていくことを目的に昨年度から「わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ」を実施しています。
今年度の実施事業は,キックオフセミナー,3つのテーマ「男性の家事・育児編」,「学校生活とジェンダー編」,「子どもとメディア編」による「わた生きゼミ」,そして,3つのゼミの総括「みんなの発表会」です。
 
「みんなの発表会は」は,2月18日(土)にエソール広島において開催しました。いろいろな世代,立場の方22人が参加されました。進行役は,県立広島大学教授の上水流 久彦さんです。


 
3つのゼミの参加者による発表
 

まず初めは,3つのゼミの参加者による発表です。

 

「男性の家事・育児編」は,橋本 洋輔さん(日本アイ・ビー・エムデジタルサービス(株))が発表。
 
 このテーマでは,育児中の男性が集まり,育休取得に関して周囲に言われたことや家事・育児をしている中で感じたことで,モヤモヤしたことを話し合い,「モヤっと体験」というフリップと,周囲の人への手紙形式で,モヤモヤに対して「自分はこんなことをしていきます!」という「わた生き宣言」フリップを作成し,発表したことを紹介。
橋本さんからは,「参加してみて。自分だけでなくみんなも同じようにモヤっとした体験がたくさんことがあるんだなと気付いた。みんな同じようなことを思っているのだったら,少し勇気がいることだが,「こんなことにモヤっとしているよ!」と発言・発信していくことが大事だと思った。」とのコメントがありました。


 
次は,「学校生活とジェンダー編」。佐藤祥花さん(広島修道大学2年)の発表です。
 
 このテーマでは,大学生と高校生が,普段の学校生活や部活動,進学時や就活における「性別に関する固定観念」について話し合い,性別に関する思い込みのモヤモヤを感じる現状と,「こんなふうになったらいいな」という状態を,「わた生きビフォーアフター」というフリップを作成し,発表したことを紹介。
佐藤さんからは「今回,女性らしく,男性らしくという生き方を考えるよりも,その人らしくいきていくことが大切なんだなということがわかった。」と気付きを話されました。



最後は「子どもとメディア編」。片元 彰さん(NPO法人ファザーリング・ジャパン中国代表理事)の発表。
 このテーマでは,子育て中の親が集まり,メディアが発信する内容や周囲の大人の言動によって,幼少期に植えつけられる性別に関する固定観念について,親の立場で話し合い,子どもに固定観念を植え付けないために自分たちでできることについて考え,テレビやネットなどのメディアの発信する「男性像」「女性像」「家族像」や,これまでに聞いたり言ったりしてしまった,性別に関する思い込みによる子どもへの声掛けなどでモヤモヤしたことと,その場面に遭遇した時に,今度から子どもに「こんな声をかけます!」という「わた生き!マイベストアンサー」のフリップを作成し,発表したことを紹介。
片元さんからは,「メディアから影響を受けているのは子どもだけでなく,大人もそう。ゼミ参加後はこういった内容に敏感になった。」とのコメントがありました。

 
■ワークショップ
後半は,4つのグループに分かれてのワークショップです。
進行役の上水流先生から3つの質問が提示されました。
まず,『早く絶版になってほしい #駄言辞典(日経xwoman編)』から42の駄言をピックアップし,参加者に配布。
そして,「これらの駄言の中で問題だと思ったもの,もしくは問題だと普段は思っていなかったものを各自3つ挙げて,その理由を共有してください。その上で,グループで発表する3つの駄言を決めてください。」というもの。
二つ目の質問は「女性教員,男性教員,男子友人,女子友人が女子学生のファッションをほめるのは○か,×か。」
三つ目の質問は「女性の管理職30%目標は男性への逆差別か否か。」
いずれの質問に対しても,各グループでは活発に意見が交わされました。

 

 



最後に,上水流先生から,まとめとして
「私らしく生きるために一番大事なことは,本人たちの意思の尊重であるが,その時に,社会的な大きな仕組みというものも一緒に考えていかなければならない。
大きな問題や構造というのは,自分たち自身が行っている身近な行動の中で作られていることだと思う。普段の行動の中にこそ大きな問題を変えていく手掛かりがあるのではないか。だからこそ,このようなゼミをして私たち自身の意識を変えていかなければならないし,身近なところから発信をしていくことが重要。
大事なことは,『違うんじゃない?』と思うことには声を上げていくことです!」
とのお話で締めくくりました。

 

アンケートからは,
○ 世代の違う方々との交流はとても新鮮で,とても楽しませていただきました!
○ いろいろな固定観念があることに気付き,自分の中で大変勉強になりました。
○ 初めて参加させていただきました。改めて考えさせられた気がします。社内で共有していきたいと思います。
○ 初めて参加させていただきましたが,自分の固定観念がガチガチで,ジェンダー意識がまったく低すぎることを感じました。これを機に,ジェンダーアンテナを高くして磨いていこうと感じました。
○ いろいろな世代,性別,立場の方の意見が聞けてとても勉強になった。
○ 各世代の方の意見を聞くことができて良かったです。
○ 女性らしく,男性らしくではなく自分らしくを大切にできる社会にしていきたいと思いました。
などの意見が寄せられました。

 

 


今年度は,性別に関する固定観念が「わたしらしい生き方」にどんな影響を与えているのか,ゼミ等を通じて話し合い,発信してきました。
みんながより自分らしく生きられる世の中にするために,「男だから」「女だから」の思い込みの解消に向けて,身近な人と話し合うことから始めてみませんか?



 広島県の取組~ゴールまでの道のり~
(グラフィックレコーダー 住田 桃子さん作)
 
「男性の家事・育児編」
「学校生活とジェンダー編」
「子どもとメディア編」

 

「無料公開講座」,「無料相談会」

2月23日(木・祝),エソール広島では,全館あげて「無料公開講座」と「無料相談会」を開催しました。
午前は,帝塚山学院大学大学院教授 宮田智基さんをお迎えして、「勇気づけるコミュニケーション―アドラー心理学に学ぶ子どもの問題行動の理解と対応―」という講演を行いました。オンライン講座で,178名の方に受講していただきました。
アンケートでは,「講座を聞き『視点』の大切さを改めて感じました。子どもの成長や親の老い等で,大きな変化(節目)を迎えている今の我が家。最近家族との関係は,本当に近しいだけに難しいと痛感していたところでした。今ここから見方を変えて行くことを,それぞれの行動の持つ意味がある事や,向けるそのまなざしは,子どもだけでなく家族や学校や職場の誰にでも向けられるものである事などが改めて腑に落ちました。本当に一旦視点を変えないと見えてこないものだなぁと,視界が広がったようで受講後何だかすっきりしました。大きな収穫です。」という声をいただきました。
午後は,弁護士と臨床心理士,専門家各2名による「無料相談会」を開催。
相談時間も一人50分程度とゆとりを持たせた相談会でした。
「相談会」に来られた方のアンケートでは,「女性の弁護士さんだったので話しやすかった。」「今後も何か困ったことがあれば,気軽に相談してみようと思いました。」との記述がありました。

 

「わた生きゼミ」第3弾!“子どもとメディア編”開催



動画はコチラから



「わた生きゼミ」第3弾!“子どもとメディア編”


皆さんは,テレビなどのメディアの発信する男性像・女性像や家族像にモヤっとしたことありませんか?お子さんに対して「男の子なんだから○○」「女の子は○○でないと」といった思い込みで接してしまうことはありませんか。今回こういった思い込みの解消に向け,広島県の主催により,エソール広島で,「わた生きゼミ」の第3弾「子どもとメディア編」を開催しました。
今回は,子育て中の方を中心に30代から50代までの9人が,日ごろ感じている性別に関する疑問や違和感等を出し合い,課題解決に向けて,意見交換や発表を行いました。


 
「わた生きゼミ」って何?


広島県わたしらしい生き方応援課は,性別に関する固定観念について,何が問題で社会がどうなればよいのか,そのためには何ができるのかを考え,話し合い,アクションにつなげていくことを目的に昨年度から「私らしい生き方を選択するためのワークショップ」を開催しています。
今年度は,3つのテーマで「わた生きゼミ」を開催。第1弾は「男性の家事・育児編」,第2弾は「学校生活とジェンダー編」で,今回は,第3弾「子どもとメディア編」です。
進行役には,「男性の家事・育児編」でも課題提起していただいたNPO法人ファザーリング・ジャパン中国の代表理事 片元 彰さんをお迎えし,全2回のプログラムで開催しました。




【1/7(土)開催・1回目】
               
      「男の子だから?女の子だから?」
                               
           こんな思い込みについて意見交換



■ 片元 彰さんによる課題提起
第1回目の冒頭は,片元彰さんから,資料に基づき,
・内閣府が出した最新のデータ「令和4年度性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアスに関する調査結果)」による「性別役割意識」
・子どもとメディアの関係
・子どもへの声掛けによる影響
・親と子の職業に対するイメージ
・働くイメージや進路選択に対する影響
等について課題提起がありました。
提示された課題の中には,日ごろ「何も気にせずしている声掛け」や「疑問を抱かないまま見ているテレビ番組」の事例もあり,後半のワークに向けてよい導入になったようです。






■自己紹介とアイスブレイク



その後は参加者全員の自己紹介と,2グループにわかれてのアイスブレイク。参加者の緊張をほぐすためのアイスブレイクでは,グループのメンバー全員に共通することを探します。



全員が当てはまる共通点を見つけるのは難しかったようですが,2グループとも10個以上の共通点が見つかりました。見つかった共通点を参考にグループ名を決定します。Aグループはお正月に全員が食べたことから「おもち」,Bグループは全員が習字を習っていたことから「習ジーズ」に決まりました。
 
■ワークと意見交換・グループごとに発表
アイスブレイクで皆さんの緊張もほぐれたところで,ワークに入ります。
今回のわた生きゼミで取り上げる課題は,
①メディアが子どもの固定観念に影響を与える発信内容
②自分や周りの大人が子どもに行っている,性別による固定観念だと思われる声掛け
この2点です。日ごろ感じている疑問やモヤモヤとした感情を付箋に書き出してみます。



個人で付箋に書き出した後は,グループで意見交換をしながら模造紙にまとめました。





模造紙に付箋を貼り付ける作業では,「あっ!同じこと書きました!」という同意見であったり,「なるほどー!」と意外な意見に驚いたり,活発に意見交換する様子が見られました。



模造紙にまとめた内容を,グループごとに発表。



各グループから出た主な内容は,次のとおりです。
 
■子どもに対する声掛け
・男の子だからたくさん食べようね
・男の子だから泣かないよ,強くないといけないよ
・そんな恰好をしていると男の子に間違えられるよ
・女の子だから料理ができないとね                  
・女の子が優先だよね
・女の子だからスカートはかないとね
 
■メディアに関して
・「ママゴルファー」「ママタレント」などママだと特別扱い(パパ〇〇はほとんどない)
・お笑いコンテストの審査員が女性1名のみ
・テレビCMでの「○○レディ」「○○ママ」
 
どちらのグループも,貼られた付箋は20枚以上。さまざまな意見や気付きが挙がっていました。課題が多くある一方で,「昔は歌のおねえさん,体操のおにいさんだったけど,今は歌のおにいさん,体操のおねえさんもいる」といった時代とともに改善されたことにも着目。また,「声掛けは,性別に関係なければ問題ないことなのに,男の子,女の子という前置きがあるため問題があるのでは?」という意見も見られました。


 
【1/22(日)開催・2回目】
    
     「わた生き! マイベストアンサー」
           
             こんな声をかけてみます!

 

■グラフィックレコーディングをもとに振り返り
2回目は,前回の内容を可視化したグラフィックレコーディング(グラレコ)を見ながら,振り返りから始まりました。





次は,前回のワークショップの後,自分自身が考えたことや各家庭で話題になったことなどをシェアしてもらいました。



中には「テレビを見終わった後,どう感じたのか子どもと話をしてみると,子ども自身は性別に関する固定観念があまりないことがわかり,自分の方が性別に関して枠にはめていたことに気付いた」という参加者も。
 
振り返りとシェアの後は,前回出たモヤモヤ等に関して「こんなふうにしたらどう?」というイメージを,「わた生き!マイベストアンサー」としてフリップに書きました。







フリー素材や手描きのイラストを使い,わかりやすいフリップに仕上げていきました。
完成したフリップは,まずグループ内でシェア。



身近な事例も多く「それ,いいですね!」「わかる,わかる!」などの声が挙がっていました。
 
■作成されたフリップを使って発表
最後に,完成した「わた生き! マイベストアンサー」を全員が発表!





バリエーション豊かな「わた生き!マイベストアンサー」が集まりました。
 
発表された内容の一部をご紹介します。
モヤモヤ・・・
「男の子だけどピンクの服が好きみたい。笑われないかな?」
こんな声掛けします!
「ピンクが好きなんだね。ピンクの服を着ている人って優しそうな印象だよね。」
モヤモヤ・・・
「男の子なのに手芸部,大丈夫?」
こんな声掛けします!
「好きなことを自信もってするといいよ!」
モヤモヤ・・・
「髪が長いから,女の子っぽいね」
こんな声掛けします!
「男女関係なく好きな髪型でいいんだよ」
 
どれも日常にありがちな一場面ですが,性別に関する固定観念につながることもあります。ほんの少しの声掛けで固定観念の解消につながることが,発表からわかりました。
 
■全2回のワークショップを通じて得られた気付き
ワークショップの最後に,全2回を通じての気付きや感想を参加者の皆さんに発表していただきました。



発表していただいた感想を,一部ご紹介します。
 
・メディアの固定観念や子どもへの声掛けについて考えるよい機会になってよかった
・発表にあった「好きなようにしんさい」という声掛けがとてもよいと思った
・性別に関係なく子どもの「好き」を伸ばすことが大切
・幅広い年代の子どもがいる参加者と意見交換できてよかった
 
 
今回のわた生きゼミ第3弾「子どもとメディア編」では,知らず知らずのうちに子どもに与えている性別に関する固定観念について,活発な意見交換をしていただきました。そして,身近な事例をもとに「こんなのはどう?」という提案を「わた生き!マイベストアンサー」としてフリップにまとめていただきました。フリップは,広島県やエソール広島のHP,SNSで発信をしていますので,ぜひご覧ください。
 
全員の「わた生き! マイベストアンサー」はこちらから

 

 

「わた生きゼミ」第2弾!“学校生活とジェンダー編”【動画を追加しました!】



動画はコチラから


「わた生きゼミ」第2弾!“学校生活とジェンダー編”

学校生活や就職活動などでは「男子は〇〇,女子は△△」といった慣習などがまだまだ残っているのではないでしょうか?こういった思い込みの解消に向け,広島県の主催により,エソール広島で,「わた生きゼミ」の第2弾となる「学校生活とジェンダー編」を開催しました。
10代・20代の高校生や大学生が,日ごろ感じているジェンダーについての疑問や違和感を出し合い,課題解決に向けた意見交換や発表の様子を報告します。

「わた生きゼミ」って何?


広島県わたしらしい生き方応援課は,性別に関する固定観念について,何が問題で社会がどうなればよいのか,そのためには何ができるのかを考え,話し合い,アクションにつなげていくことを目的に昨年度から「私らしい生き方を選択するためのワークショップ」を開催しています。
今年度は,3つのテーマで「わた生きゼミ」を開催。第1弾はすでに開催済みの「男性の家事・育児編」,第2弾が今回開催した「学校生活とジェンダー編」です。第3弾は「子どもとメディア編」を開催します。
わた生きゼミ第2弾「学校生活とジェンダー編」は,編集者でライターの大須賀あいさんをファシリテーター(進行役)にお迎えし,全2回のプログラムで開催しました。


【10/28(金)開催・1回目】

    「女子なら~しないと,男子なんだから~」
    
     
 日頃感じるモヤモヤについて意見交換




■ 大須賀さんによる課題提起
まず,大須賀さんによる課題提起と,意見交換を行いました。





大須賀さんが,日本の学校や就職にまつわる男女に関するデータを示されました。
・「小学生の習い事 活動ランキング」については,スポーツ系は男子が多く,芸術系は女子が多い。
・大学,大学院の学部別女子在籍割合は,文系が多く,理系が少ない。
・教育機関のジェンダーバランスについて,芸術系大学6校の学生は女子が4分の3いるのに,教授は4分の3以上が男性。音楽系大学12校においても,女子学生が73%いるが,教授は61%が男性。
 
今回は,「参加者に教える」ということではなく,「参加者の皆さんと一緒に考える」というスタンスで進めたいとのことでした。
このようなデータ紹介から,さらには「何が問題なのか?」を深堀する内容で,後半の意見交換に向けてとてもよい導入になったようです。
 
■自己紹介とアイスブレイク
次は,参加者の自己紹介。名前や学年のほかに「最近ハマっていること,推し」も紹介してもらいました。
自己紹介の後は,緊張をほぐすためのアイスブレイク。2つのグループに分かれ,グループのメンバーの「共通点探し」をしました。




見つかった共通点を参考にして,グループ名を決定。スマホを手離せないことから,Aグループは「スマホ大好き♡」,好きな給食のメニューからBグループは「黒糖ぱん」というグループ名に決まりました。

■ワークと意見交換・発表
緊張もほぐれたところで,ワークと意見交換に入ります。学校生活やアルバイト,家族と話をしたときなどに感じた「性別による固定的役割分担」に関する違和感や気づきを,まずは5分間,各自付箋に書き出してみました。




次に,付箋に書き出した内容を,グループごとにまとめる作業。模造紙に,付箋を貼り付けながら,違和感やモヤモヤを感じる場面を,活発に意見交換しました。



皆から出た意見を,大須賀さんの助言を得ながら,カテゴリーごとに分類します。



最後は,模造紙にまとめた内容を各グループのリーダーが発表。





【各グループから出た主な内容】
・事務職は女性が多い,女性の管理職割合が少ない。
・女性は料理ができる,女性なのに家事ができない。
・制服は女子がスカート,男子はズボン。
・女の子は字がきれい。
・部活のマネージャーは女の子。
・理系は男子が多い,文系は女子が多い。
・女の子は言葉に気をつけるべき。
・女の子は足を閉じて座るべき。
などなど




最後に,第1回目を終えた参加者の感想を紹介します。
 
・性別によって強制されていることについて「なぜ?」と思っていることがあり,考えるきっかけになった。
・いじめの原因のひとつにジェンダーもあるのではないかと感じた。女性のスラックス着用など受け入れられることも多くなっているが,まだまだ学校の授業で取り上げるなど理解を深める活動が必要だと思う。将来目指している教職に就いたときに今回の経験を活かしたい。
・今回は女性側の意見ばかりだったので男性側の意見も聞いてみたい。



 
【11/12(土)開催・2回目】

  「今はこうだけど(モヤモヤ)」から

      「こんなのもいいな!(スッキリ)」



■前回のワークで出た意見をもとにグラフィックレコーディング
第2回はグラフィックレコーダーの住田桃子さんにもご参加いただきました。
グラフィックレコーディング(略してグラレコ)とは,イラストや文字を使って情報を可視化する手法のこと。
冒頭では住田さんが作成された前回のグラレコをもとに振り返り。前回のワークショップの後,自分自身で考えたことや家族間で話し合ったことなど,参加者のみなさんでシェアしてもらいました。






■「わた生きビフォーアフター」の作成
今回は,「わた生きビフォーアフター」と名付けられたフリップに,前回出た違和感や気づき「今はこうだけど(モヤモヤ)」と,「こんなのもいいな!(スッキリ)」と思い描くイメージをイラストや文字でまとめました。




イラスト部分は,イメージを伝えて住田さんに描いてもらいます。





もちろん,イラストが得意な人は自分で描いてもOK。



■作成されたフリップを発表
フリップが完成したら,1人ずつ順番に発表してもらいました。











ジェンダーについての違和感をしっかりと掘り下げて未来のための提案を作成し,熱のこもった発表でした。
 
■全2回のワークショップを通じて得られた気づきとは?
最後に参加者の皆さんから,2回のワークショップを通じての感想や気づきを発表していただきました。



【感想・気づき】
・自分が感じていた違和感や考えていたことが間違っていなかったと確認できた。
・メイクに苦手意識があった,「するべきもの」だと思っていたけれど,今回参加してメイクをするのは自由でいいと思えた。
・周りの高校生には話す機会がないし,親に話しても一方通行だったので,今回意見交換できたのはとてもよい機会だった。
・ランドセルや制服など以前に比べて変わってきていると思う,まだまだ変えられることはあると感じた。




「ジェンダーについて意見交換して,共感できることが多くあった」「自分のこととして考える機会になった」など前向きな意見が多かった一方,「ジェンダーについて,普段は話をする機会がない」といった悩みも多く見受けられました。
 
今回のワークショップは,日ごろ感じているモヤモヤをたくさん出し,思い込みの解消へのきっかけとなるよい機会になったのではないでしょうか。



今回ご参加いただいた皆さん,ファシリテーターを務めてくださった大須賀あいさん,グラフィックレコーダーの住田桃子さん,ありがとうございました!
 
 全員の「わた生きビフォーアフター」はこちらから
 

実施概要
第1回:10月28日(金)18:30~20:30 エソール広島
第2回:11月12日(土)10:00~12:00 エソール広島
主催 広島県(わたしらしい生き方応援課)
運営 公益財団法人広島県男女共同参画財団




 

 

エソールひろしま大学公開講座「SDGsゼミナール」

 12月3日(土)に開講する,SDGsを基軸とした「エソールひろしま大学」に先立ち,10月29日(土),講師に丸本美加さん(米国認定NPOアドバイザー),コーディネーターに長尾ひろみさん(瀬戸内グローバルアカデミー代表)を迎え,「SDGsゼミナール」という形式で公開講座を実施しました。
オンラインで25名の方にご受講いただきました。
 
 丸本さんからは,SDGsのうち「ジェンダー平等」の目標達成状況にも触れ,世界情勢と対比して日本や広島で起きている課題事例を交えながら,SDGsの成り立ちや,SDGsがなぜ自分に関わる問題なのか等など,詳しくお話をしていただきました。終盤は,受講生からオンライン上に届いた質問を深堀りする形で展開していきました。
 また,アンケートに寄せられた声からは,ひとり一人がSDGsを正しく知り,身近な課題を見つめ直すきっかけにつながったことなどが伺えます。
一部を紹介します。
・SDGsには前身があったこと,その目標に向かって努力する中で生まれてきた課題がSDGsになっていることを学びました。
・SDGsについて聞いたことはあるが,具体的にどのような取り組みを行っているのかがわかりました。私にも今日からできる取り組みがあったので実施したいです。
・SDGsの普遍性,包摂性,参画性,統合性,透明性,説明責任について丁寧に説明がありより身近に感じることができました。
・自分の住む自治体から変えていくことの重要性がわかりました。地に足のついた取り組みについて自分で探究していきます。
・一方的な講演ではなく,時々対話式になっていた点が良かったです。
 
受講いただいた皆様,丸本さん,長尾さん,大変ありがとうございました。
 
 さて,丸本さんも登壇するエソールひろしま大学は,現在,受講生を募集しています。
 SDGs概論,有機農業,難民問題,コロナ禍と女性の生活問題,平和問題,学びのまとめの6回連続オンラインセミナーです。今回は,質問に対して講師が一方向でお答えする形でしたが,本セミナーでは,世代の異なる受講生同士でじっくりとディスカッションしながら意見や考えを共有することができます。
新たな気づきから視野を広げ,SDGsを知って身近な問題や解決のヒントを共に考えてみませんか。
 
詳しくはコチラから

お申込みはコチラから


 

「わた生きゼミ」第1弾!“男性の家事・育児編”開催


第2弾!“学校生活とジェンダー編”


第3弾!“子どもとメディア編”


~みんなの発表会~




「わた生きゼミ」第1弾!“男性の家事・育児編”


ひと昔前に比べれば,家事・育児に積極的な男性が増えてきた昨今。とはいえ「家事・育児は女性が中心になってすること」「男性は外で稼いでくるもの」といった思い込みが,身近にまだまだあるのでは?
こういった思い込みの解消に向け,広島県の主催により,エソール広島で,「わた生きゼミ~男性の家事・育児編~」を開催しました。
わたしたちの周りに根付く“性別の固定観念”について,3回にわたるゼミで,意見を出し合い,社会に情報発信をしていただきました。


【9/17(土)開催・1回目】

       日頃感じるモヤモヤについて意見交換



初日となる9月17日,この日エソール広島には,10名の男性が集まりました。全員に共通しているのが「家庭で家事・育児を積極的に行っている」ということ。



冒頭では,進行役の1人でもある,片元 彰(かたもと あきら)さんが登壇。
 “父親支援事業”の推進に取り組む団体「NPO法人ファザーリング・ジャパン中国」の代表理事でもある片元さん。2児の父親で,専業主夫として5年間家事育児を行っていたそうです。
そうしたご自身の経験談も交えつつ,「男性は仕事,女性は家庭」といった性別役割が今も残る日本社会の現状を伝え,課題提起を行いました。



次に,日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社に勤める橋本 洋輔(はしもと ようすけ)さんを進行役に,参加者が自己紹介!




みなさん,ニックネームやお仕事,お子さんの年齢,好きな家事・嫌いな家事などを1人ずつ発表。お子さんが15歳になる方から,3番目のお子さんが生まれたばかりという方,中には双子ちゃんを子育て中の方も!
「洗濯物の干し方にこだわりがあります」
「料理が苦手で…」
といった話題では,笑いや共感の声が挙がり,最初は緊張気味だった参加者の皆さんも,徐々にリラックスしてきた様子☆



ちなみに,今回のゼミでは,グラフィックレコーダーの住田 桃子(すみだ ももこ)さんによる “グラフィックレコーディング”が行われました。
実は上の参加者イラストも,自己紹介を聞きながらその場で作成されたものなのです♪


ここからいよいよ本題!A・Bの2つに分かれ,グループワークが行われました。課題は,「日常生活の中で感じた,性別による役割分担の違和感やモヤモヤ」について。



まず個人の意見をふせんに書き出し,それを元にグループ内で話し合いました。





挙げられた“気付き”や“モヤモヤ”の一例がこちら。
 

・保育園・幼稚園のお迎えがお母さんばかり
・「イクメン」と呼ばれることに違和感を感じる
・時短・パート勤務は女性が多い
・子どもの看病は母親の仕事という風潮
・男性は育休を取りづらい


などなど,無意識のうちに“当たり前”と感じてしまいがちな内容もチラホラ。
こうした意見を踏まえ,モヤモヤ解消に向けてみんなの意見をとりまとめ,タイトルを付けました。

 

○Aグループ
「身近な変化で社会を変えよう!」
 
○Bグループ
「まわりを気にしすぎなんじゃない?」




こうした意見を踏まえ,次回からは,発表に向けて準備を進めていきます。


【9/28(水)開催・2回目】

      Zoomミーティングにてグループワーク



9月28日に開催された2回目のわた生きゼミ。この日は平日夜の開催ということで,Zoomミーティングを利用しての開催となりました。
 
まず,「今回の気付きを社会に発信する方法」を検討。
全員で話し合いをした結果,

 

○日常のモヤっと体験を提起
○自分らしく生きる“わた生き宣言”として,身近な人へ手紙という形で発表

となりました。
その後,A・Bの2グループに分かれ,発表に向けての協議が行われました。





【10/10(月)開催・3回目】社会に向けての情報発信!


10月10日,いよいよラストとなる3回目の開催です。
 
まずは,それぞれが考えた“モヤっと体験”をフリップにまとめる作業から。
中にはこの日のために,写真やイラストを用意してきた方も!






そして最後に全員の前で,それぞれが伝えたい“モヤっとした”体験を発表!



「パパが仕事を休むのは,特別なときだけ」そんな隠れた固定概念にモヤっ!



「男性なのに?」「偉い…?」家事育児のメイン(=主役)は女性だけだと,誰が決めた?!



同意見が多かったのがこちら!「男性の育休=ただの休み」という考えにモヤっ。



この他にも,興味深いもの,はっとさせられるものばかり!
 
全員の「モヤッと体験」はこちらから

ゼミの最後は,身近な人への手紙という形で“わた生き宣言”を発表。
圧倒的に多かったのは“妻へ”。
「これからはPTA活動にも積極的に参加するよ」
「僕たちの役割は,僕たち自身で決めよう」
など,家事・育児を一緒に頑張っていこうという前向きな宣言が多数。
その他,会社の部下に対して「育休を取りやすい雰囲気づくり」を誓う宣言も!




「まずは,思い込みに気付くことが第一歩。今回のゼミで様々な気付きがあり,確実に一歩を踏み出せた気がする」と,進行役の橋本さん。
みなさん今回のわた生きゼミを通じ,次のアクションの具体像が浮かんだようです。
 
全員の「わた生き宣言」はこちらから
 
最後に,参加者同士が純粋に会話を楽しむ交流タイムもありました。
「家事の時短,どうやってる?」
「子どもに野菜を食べさせるためのメニューって何がある?」
などなど,家事・育児を行う男性同士ならではの,悩みやあるあるを共有する姿が見られました。
参加者の方からは,「育児や家事のことを男性同士で話すことがそもそもないので,このゼミはとてもいい機会になりました。情報共有の場として,今後もこうした場があれば」といった声も。




仕事をする中で,性別に関するちょっとしたモヤモヤを感じる女性は少なくないはず。
でも実は,男性も同じ。家事・育児を積極的に担当している男性からすれば,社会に根付く思い込みが,ときにモヤモヤや“やりにくさ”に繋がっていることも。
みんながより自分らしく生きられる世の中にするために,「男だから」「女だから」の思い込みの解消に向けて,一歩踏み出しましょう!




動画はコチラから


実施概要
第1回  令和4年 9月17日(土)  10:00~12:00
エソール広島
第2回  令和4年 9月28日(水)  18:30~20:00
オンライン
第3回  令和4年10月10日(月・祝)10:00~12:00
エソール広島
主 催  広 島 県(わたしらしい生き方応援課)
運 営  公益財団法人広島県男女共同参画財団



 

 

「無料公開講座」「無料相談会」

9月23日(金・祝),エソール広島では,全館あげて「無料公開講座」と「無料相談会」を開催しました。
午前は,「女性支援の新たな扉が開かれる―困難な問題を抱える女性への支援法『女性支援新法』を学ぶ―」を,講師に,法律事務所八丁堀法律センター所属 弁護士寺本佳代さんをお迎えして開催。
会場とオンラインのハイブリッドで,68名(オンライン48名)の方に受講していただきました。
講座後のアンケートでは,
「困難な問題を抱える女性への支援法がやっとできたという講師の思いがしっかりと伝わってきた。本人の思いに寄り添った支援ができると,生きやすくなる人が増えるのも,今後の「女性支援法」の運用にかかっていると思った。自分の気づかなかった問題を知ることができて本当に良かった。苦しんでいる人の助けになるといい。」
午後は,「弁護士相談」と「臨床心理士相談」専門家各2名による「無料相談会」を開催。
あらかじめ予約で受け付け,相談時間も一人50分程度とゆとりを持たせた相談会でした。
「相談会」に来られた方のアンケートでは,
「法律事務所も臨床心理士さんも自分で行くとなると敷居が高いので,このような場があり大変助かりました。休日にあるのも働く者としてはありがたかったです。」
次回開催時には,皆様,ぜひ,お越しください。